「油断」とは?意味や使い方!例文や解釈
「油断」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「油断」という言葉を使った例文や、「油断」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「油断」とは?
- 「油断」の類語や類似表現や似た言葉
- 「油断」を使った例文や短文など
- 「油断」の反対語
「油断」とは?
「油断」という言葉を知っているでしょうか。
「油断大敵」という四文字熟語を聞いたことがあるかもしれません。
一方で、「油断」という言葉を、今回初めて知った人もいるでしょう。
そこで「油断」という言葉の意味を紹介します。
- 「油断」の読み方
- 「油断」の意味
「油断」の読み方
「油断」は「ゆだん」と読みます。
特に難しい言葉は使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。
これを機会に、「油断」は「ゆだん」と読みましょう。
「油断」の意味
「油断」という言葉の意味を紹介します。
「油断」には、「判断の際の、注意を怠ること」という意味があります。
「油断大敵」という四文字熟語には、「大丈夫だろうと油断すると、大きな失敗やミスを犯すこともあるため、油断しないようにしよう」という意味があります。
このように「油断」には「気を許して、正常な注意を怠ること」という意味があります。
「油断」の類語や類似表現や似た言葉
次に「油断」の類語や類似表現を紹介します。
「油断」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「怠る」【おこたる】
- 「抜かる」【ぬかる】
- 「手抜かり」【てぬかり】
- 「隙」【すき】
- 「虚」【きょ】
「怠る」【おこたる】
「怠る」とい言葉には、「やらねばならない事をなまける」という意味や「油断する」という意味があります。
「注意を怠る」という時は、「注意することができていない」という意味があります。
「日課を怠る」という時は、「日課をこなすこと行わない」「いい加減に日課をこなす」という意味があります。
「抜かる」【ぬかる】
「抜かる」という言葉には、「油断して、失敗したり、やりそこなう」という意味があります。
ミスをした時、「抜かった」とつぶやく人がいますが、その人の心情は「うっかり油断してミスをしてしまった」という意味になります。
「手抜かり」【てぬかり】
「手抜かり」には、「注意が行き届いていない失敗」という意味があります。
「工事に手抜かりがある」という時は、「注意が行き届いていないような、不十分な工事」ということになります。
「隙」【すき】
「隙」には、「油断」「二つ以上の物に対するするスペース」という意味があります。
「隙だらけ」という時は、「油断だらけ」という意味があります。
「隙間のないよう、仕上げる」という時は、「空いた空間なく仕上げる」という意味になります。
「虚」【きょ】
「虚」には、「何もない」そこから転じて「油断している時間のこと」という意味があります。
「虚を突かれる」という時は、「油断しているところを、攻撃される」という意味になります。
「油断」を使った例文や短文など
続いて「油断」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「油断」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「油断」を使った例文1
- 「油断」を使った例文2
「油断」を使った例文1
「優勝候補の『油断』が、無名校に苦戦する原因になる」
この例文は、高校野球のトーナメントなどで、登場する場面になります。
当然勝利するような優勝候補のチームが、実力が足りない無名校に苦戦するような時は、楽勝できると、たかをくくり、気を許して注意を怠ったからかもしれません。
このような強豪校が陥りやすい状態を「油断」と言います。
「油断」を使った例文2
「天下統一できるほどの武将が、『油断』により滅亡する」
この例文のような出来事が、戦国時代などに起こっています。
十分に天下統一できそうな家柄、実力、立地条件を持った戦国武将が、「勝てる」とたかをくくり、気を許したため、それほど強くない戦国武将との戦に敗れてしまい、滅亡してしまったというケースがあります。
このように「油断」には、有力武将を滅亡に追い込むほどの破壊力があると言えるでしょう。
「油断」の反対語
「油断」と反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
そこで「油断」と反対の意味を持つ言葉を紹介します。
- 「注意」【ちゅうい】
- 「気を付ける」【きをつける】
- 「気が回る」【きがまわる】
- 「戒める」【いましめる】
- 「警戒」【けいかい】
- 「行き届く」【ゆきとどく】
「注意」【ちゅうい】
「注意」には、「ある物事に気をつけること」という意味があります。
「天気に注意する」という時は、天候の変化を心にとめて、気を付けるという意味があります。
「信号に注意する」という時は、信号が青や赤に変わることを心にとめて、間違った色の時に動かないように気を付けるという意味があります。
「気を付ける」【きをつける】
「気を付ける」という言葉には、「注意する」という意味があります。
「気を付けて話をする」という時は、「注意しながら話をする」という意味があります。
「失敗しないように気を付ける」という言葉には「失敗しないように注意する」という意味があります。
「気が回る」【きがまわる】
「気が回る」という言葉には、「細かいところまで注意が行き届くこと」という意味があります。
「気が回る女性」という言葉には、「細かい点に気が付く女性」という意味があります。
逆に「気が回らない」という時は、「細かい点に気が付かない」という意味になります。
「戒める」【いましめる】
「戒める」という言葉には、「失敗することがないように気を引き締めて、用心する」という意味があります。
例えば、「ミスしないように、戒める」という時は、「ミスをしないよう、気を引き締めて用心する」という意味があります。
「警戒」【けいかい】
「警戒」という言葉には、「注意し用心すること」という意味があります。
たくさんの人が集まる場所では、何が起こるか分からないため、注意し用心する必要があります。
このような時、「大勢が集まる場では、警戒する」という意味があります。
「行き届く」【ゆきとどく】
「行き届く」という言葉には、「細かいところまで行きわたる」という意味があります。
「行き届いた店」という時は、店内の様子や客の様子に異常がないかなど、細かいところまで気が付く店という意味になります。
「油断」という言葉について見てきました。
注意を怠った時、そのことによって失敗を招いてしまった時に、「油断」という言葉を使ってみましょう。