「油断ならない」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「油断ならない」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します・
目次
- 「油断ならない」とは?
- 「油断ならない」の表現の使い方
- 「油断ならない」を使った例文と意味を解釈
- 「油断ならない」の類語や類義語
「油断ならない」とは?
「油断ならない」の概要について紹介します。
- 「油断ならない」の読み方
- 「油断ならない」の意味
- 「油断」の由来1:仏教の経典説
- 「油断」の由来2:「ゆたに」説
「油断ならない」の読み方
「油断ならない」は「ゆだんならない」と読みます。
「油断」は漢字の試験によく出てくるので覚えておきましょう。
「油断ならない」の意味
「油断ならない」は「相手のレベルを見くびって注意を怠ってはならない」という意味です。
自分と敵対する、或いは競っている相手がいる時に「大丈夫そうだから」と気を緩めていると、思わぬ行動を取られたり、反撃を受けたりすることがあります。
常に相手に対して注意をむけておく心構えを表した言葉です。
「油断」の由来1:仏教の経典説
「油断ならない」の由来は以下の2つがあります。
1つ目は、仏教の経典からきているという説です。
昔、インドの国王が家来に対して「油を入れた器を持って街の中を歩け、もしも器から油が一滴でもこぼれたら、お前を処刑する」と言いました。
油が一杯に入った器から、一滴もこぼさない様に歩くというのは余程注意しないと困難であることから「注意を怠ると命にかかわること」という意味で「油断」が使われる様になりました。
「油断」の由来2:「ゆたに」説
2つ目は、日本の古い言葉で「ゆたに」という言葉に由来しているという説です。
「ゆたに」の意味は「のんびりとしている様子」で、この言葉が変化したものと言われています。
「油断ならない」の表現の使い方
「油断ならない」の使い方を紹介します。
- まだ結果がでていない時に使う
- 人に対しても使われる
まだ結果がでていない時に使う
「油断ならない」は、状況が不安定で成功するか失敗するか分らない状態の時に使います。
うっかり手を抜くと思わぬ失敗につながる可能性がある時の表現です。
人に対しても使われる
相手が自分の敵か味方か分らない場合には「油断のならない人」として使われます。
常に注意していないとどんな行動をするか分らず心を許せない相手、という意味になります。
「油断ならない」を使った例文と意味を解釈
「油断ならない」を使った言葉と解釈を紹介します。
- 「油断ならない」を使った例文1
- 「油断ならない」を使った例文2
「油断ならない」を使った例文1
「彼はいつも笑顔だが油断ならない人物だ」
物腰が柔らかくいつも笑顔なのですが、時にはこちらが不利になる様な大胆な行動を取る人物であることを表しています。
「油断ならない」を使った例文2
「株価がいつ下がるか分らず一時も油断ならない状態だ」
投資をしている銘柄が下がるかも知れないとの情報が入り、気になってしまい常にチェックしている状態を表しています
「油断ならない」の類語や類義語
「油断ならない」の類語を紹介します。
- 「侮れない」【あなどれない】
- 「うかうかできない」【うかうかできない】
「侮れない」【あなどれない】
「人を軽く見て呑気に構えていられないこと」という意味です。
「うかうかできない」【うかうかできない】
「のんびりと楽観していられない」という意味です。
「油断ならない」は「相手のレベルを見くびって注意を怠ってはならない」という意味です。
自分と同じ位か少し出来そうな人に対して使ってみましょう。