「急先鋒」の意味とは!言葉を徹底解説
この「急先鋒」とは、自らの意志でそうする(そのような存在になる)ことを表す言葉です。
目次
- 「急先鋒」とは?
- 「急先鋒」の表現の使い方
- 「急先鋒」を使った例文と意味を解釈
- 「急先鋒」の類語
「急先鋒」とは?
「急先鋒」とは、先頭に立って行動するという意味で使います。
先のように、自らそのように望んでそうなる場合に対して使う言葉で、「彼が反対側の急先鋒として名乗りを挙げたらしい」のような使われ方になります。
「先鋒」という言葉に「一番手」という意味がありますが、「急先鋒」とすると、自らそれになったのだと解釈できます。
- 「急先鋒」の読み方
「急先鋒」の読み方
「急先鋒」は、「きゅうせんぽう」と読む言葉です。
読み方としては、「先鋒」で「せんぽう」と読み、それに「急」が付いただけなので、読み間違えることはないでしょう。
「急」は、「急(いそ)ぐ」、「厳しい」といった意味で使いますが、「急先鋒」という言葉では、「自ら」と解釈するのが適当です。
「急先鋒」の表現の使い方
この「急先鋒」は、誰か(または団体)がそのような存在に挙がったという時に使われることが多い言葉です。
色々な事柄に対して使える表現で、「あの会社の開発した新製品は、次世代スマホの急先鋒だと言われている」とすると、その製品が次世代スマホの開発競争において、一番手だと目されているという解釈になります。
意味としては、自ら望んでと解釈して使いますが、この例のように、周りからそのように思われているという場合にも使われる言葉です(この場合も、当事者にもそうなるように希望している意識があると解釈してください)。
「急先鋒」を使った例文と意味を解釈
「急先鋒」を使った例文と、その意味の解釈です。
ただ自ら名乗りを挙げるだけでなく、その事柄における「一番手」でないと使えない表現です。
- 「急先鋒」を使った例文1
- 「急先鋒」を使った例文2
「急先鋒」を使った例文1
「この混乱の解消の急先鋒として、ついにあの人が動いたと聞いた」
ついにその人が一番の解決役として動いてくれたと使っています。
そのまま事態の解決になれば言うことはありませんが、そうとはならなかった場合でも、このような存在は頼もしいものです。
「急先鋒」を使った例文2
「急先鋒と目された彼だったか、すぐにやり込められてしまったようだ」
勢いよく先頭に立ったものの、うまくいかなかったと考えていいでしょう。
それでも、自らそれを行ったこと自体は評価されて然るべきです(どう考えても何の勝算もないのに行った場合は除きます)。
「急先鋒」の類語
「急先鋒」とほとんど同じ意味です。
これら同様の意味でもよく見聞きする機会があります。
- 「先陣を切る」【せんじんをきる】
- 「切り込み隊長」【きりこみたいちょう】
「先陣を切る」【せんじんをきる】
「急先鋒」と同じく、自ら先頭に立って行動することです。
「俺が先陣を切ってやる」などと使われることが多く、ゲームのバトルシーンなどで、よくそのように用いられています。
「切り込み隊長」【きりこみたいちょう】
こちらも、真っ先に先頭で行動する人や団体に対して使う言葉です。
特に争いごと(論争も含む)に発展しそうな時に、真っ先に矢面に立つ存在ととして使われます。
急先鋒は、自ら率先して先頭に立つという意味で使ってください。
特に隠されたニュアンスはなく、用い方次第でいい意味にも悪い意味にも使うことができます。