「切り込み隊長」の意味や例文を紹介
「切り込み隊長」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「切り込み隊長」という言葉を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「切り込み隊長」とは?
- 「切り込み隊長」を使った例文や短文など
「切り込み隊長」とは?
みなさんは「切り込み隊長」という言葉を知っているでしょうか。
歴史小説などを読む機会がある人は、「切り込み隊長」という言葉を知っているかもしれません。
一方で、「切り込み隊長」という言葉を、まるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「切り込み隊長」という言葉の意味を紹介します。
- 「切り込み隊長」の読み方
- 「切り込み隊長」の意味
- 「切り込み隊長」の役割
- 「切り込み隊長」の意味2
「切り込み隊長」の読み方
「切り込み隊長」は「きりこみたいちょう」と読みます。
「切り込み」は「きりこみ」、「隊長」は「たいちょう」と読みます。
これを機会に、「切り込み隊長」は「きりこみたいちょう」と読みましょう。
「切り込み隊長」の意味
「切り込み隊長」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「切り込み隊長」には、「武士同士の戦闘などにおいて、先陣を切って、敵陣に攻撃を仕掛ける部隊の隊長」という意味があります。
戦国時代の戦の場面を見たことがある人は、両軍の武士たちが、陣形を保ちながら突撃する場面をみたことがあるかもしれません。
その先頭に位置するのが、「切り込み」する部隊になり、その部隊を指揮するのが「切り込み隊長」になります。
「切り込み隊長」の役割
「切り込み隊長」は、戦闘で敵軍とぶつかるため、危険な位置で戦闘をすることになります。
しかし、味方に勢いをもたらし、相手の勢いを弱らせるため、怖がったり戦闘を避けるわけにはいきません。
思い切りよく、自分が犠牲になっても相手を蹴散らすような覚悟が必要になります。
「切り込み隊長」の意味2
「切り込み隊長」は武士の時代の言葉ですが、現在でも使用できます。
例えば会社同士の交渉の場で、最初に交渉に臨むスタッフは、「切り込み隊長」などと呼ばれることがあります。
例え契約が取れなくても、その後の交渉を優位に進めるための情報を仕入れるなど、与えられる役割があります。
またケンカの場面や、スポーツシーンでも、敵とぶつかり犠牲になるような役目を負う人が、「切り込み隊長」と呼ばれることがあります。
「切り込み隊長」を使った例文や短文など
「切り込み隊長」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「切り込み隊長」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「切り込み隊長」を使った例文1
- 「切り込み隊長」を使った例文2
「切り込み隊長」を使った例文1
「A軍の『切り込み隊長』が強すぎて、あっという間にB軍が不利になった」
この例文は武将同士の戦闘場面を切り取ったものです。
A軍の「切り込み隊長」の戦闘力が高く、B軍の勢いが崩れて不利な情勢になっていることが分かります。
このように戦が強い武士が「切り込み隊長」をすると、戦を優位に戦える確率が高くなります。
「切り込み隊長」を使った例文2
「合コンで『切り込み隊長』になり、場を盛りあげる」
この例文は合コンが盛り上がっていない時、捨て駒になってもいいと覚悟を決めて、場を盛りあげようとしている人の心理を言葉にしたものです。
合コンの最初で飛ばし過ぎる人は、後で失速しカップルになれないというのが定説のため、まさに自分を犠牲にして仲間を助ける「切り込み隊長」のような役割をはたしています。
「切り込み隊長」という言葉について見てきました。
歴史小説を読んでいて、先陣を切って敵陣に突っ込んでいる武士を見つけた時、会社などで、そのような役割を果たしている人を見た時に、「切り込み隊長」という言葉を使ってみましょう。