「疎外感」とは?意味や使い方!例文や解釈
「疎外感」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「疎外感」という言葉を使った例文や、「疎外感」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「疎外感」とは?
- 「疎外感」の類語や類似表現や似た言葉
- 「疎外感」を使った例文や短文など
- 「疎外感」の反対語
「疎外感」とは?
「疎外感」という言葉を知っているでしょうか。
「友達と一緒にいると、『疎外感』を覚える」などと思ったことがある人もいるでしょう。
一方で、「疎外感」という言葉を、まるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「疎外感」という言葉の意味を紹介します。
- 「疎外感」の読み方
- 「疎外感」の意味
「疎外感」の読み方
「疎外感」は「そがいかん」と読みます。
「疎外」は「そがい」、「感」は「かん」と読みます。
これを機会に、「疎外感」は「そがいかん」と読みましょう。
「疎外感」の意味
「疎外感」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「疎外感」には、「よそよそしく疎んじられ、近づけない感じがすること」という意味があります。
また「嫌われて、遠ざけられているような感じがすること」を「疎外感」と言います。
友達と一緒にいるのに、「疎外感」を覚えるのは、友達がよそよそしい存在に感じられたり、友達に嫌われて、遠ざけられているのではないかと感じているということになります。
あからさまに友達に遠ざけられたり、嫌われている時は、「疎外されている」ことになります。
しかし、一緒にいるのに、「疎外」されているように感じる時は、はっきりしないため「疎外感」を覚えるでしょう。
このように、「疎外感」には、「よそよそしく疎んじられ、近づけない感じがすること」「嫌われて遠ざけられているような感じがすること」という意味があります。
「疎外感」の類語や類似表現や似た言葉
次に「疎外感」の類語や類似表現を紹介します。
「疎外感」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「遠ざける」【とおざける】
- 「避ける」【さける】
- 「疎む」【うとむ】
- 「爪弾き」【つまはじき】
- 「敬遠」【けいえん】
「遠ざける」【とおざける】
「遠ざける」という言葉には、「接触や交渉をしないようにする」という意味があります。
「友達を遠ざける」時、友達となるべく話したり、会ったりしないで済むようにするでしょう。
「避ける」【さける】
「避ける」には、「嫌って近寄らないようにする」という意味があります。
「人目を避ける」という時は、不特定多数の人と会うのを嫌い、繁華街や人通りの多い場所に近寄らないようにするという意味があります。
「疎む」【うとむ】
「疎む」という言葉には、「嫌って親しみを持たない」という意味があります。
「Aさんを疎む」という時は、「Aさんという人を嫌い、親しみを持たないようにする」という意味になります。
「同僚に疎まれる」という時は、「同僚から嫌われて、親しみを持たれない状態」になります。
「爪弾き」【つまはじき】
「爪弾き」という言葉を知っているでしょうか。
「爪弾き」には、「忌み嫌って排斥すること」という意味があります。
「友達から爪弾きになる」という時は、「友達から忌み嫌われて、排斥されてしまう」という意味があります。
「排斥」という言葉には、「好ましくないとして、嫌い退けること」という意味があります。
「敬遠」【けいえん】
「敬遠」という言葉には、「尊敬しているふりをしながら、近寄るのを避けること」という意味があります。
「先輩社員を敬遠する」という時、「先輩社員を尊敬しているふりをしながら、実際には避けて近寄らない」ということになります。
きちんと敬語を使い、失礼のない態度を取りますが、ランチに誘われても断る、飲み会に誘われても参加しないような時、「敬遠している」と言えるでしょう。
「疎外感」を使った例文や短文など
続いて「疎外感」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「疎外感」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「疎外感」を使った例文1
- 「疎外感」を使った例文2
「疎外感」を使った例文1
「海外旅行に行くと、時々『疎外感』を覚える」
この例文のように、海外旅行に行き、一人だけ日本人という立場になると、現地の人から遠ざけられているのではないか、嫌われているのではないかと感じるかもしれません。
しかし、現地の人は特に愛想がないだけで、嫌っているとは限りません。
話しかけて見たら、笑顔で返事をしてくれるかもしれません。
海外旅行先や、新しい場所に行った時は、自分から心を開くようにすると、「疎外感」を覚えなくて済むかもしれません。
「疎外感」を使った例文2
「職場の同僚から『疎外感』を覚え、転職を考える」
ビジネスシーンで活躍している人の中には、この例文のような感覚を持ったことがあるかもしれません。
職場の人間関係がうまくいかず、自分が遠ざけられている、嫌われていると感じる時、「疎外感」を覚えるのではないでしょうか。
自分が反省して直せる部分は直し、それでも人間関係が改善されない時は、ずっとその職場で仕事をするのは難しいかもしれません。
転職を視野に入れる人も少なくないでしょう。
「疎外感」の反対語
「疎外感」と反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
そこで「疎外感」と反対の意味を持つ言葉を紹介します。
- 「親近感」【しんきんかん】
- 「馴染む」【なじむ】
「親近感」【しんきんかん】
「親近感」には、「親しみ近づく感じ」という意味があります。
例えば、「初対面の彼に、親近感を覚える」という時は「、初対面の男性に親しみを覚え、自分と近いと感じる」という意味になります。
「馴染む」【なじむ】
「馴染む」という言葉には、「慣れ親しんで、しっくりする」という意味があります。
「その土地に馴染む」という時は、「その土地に慣れ親しんで、しっくりする」という意味があります。
「引越し先の街に、すっかり馴染んだ」という時は、「引っ越して移り住んだ街に違和感がなくなり、親しみを持てるようになった」、「街にすっかり慣れ親しんで、しっくりする」という意味があります。
「転職先の会社に馴染む」「結婚相手の家族に馴染む」などという使い方をします。
「疎外感」という言葉について見てきました。
誰かに疎んじられていると感じたり、嫌われて遠ざけられているのではないかと感じる時に、「疎外感」という言葉を使ってみましょう。