「親近感」とは?意味や使い方!例文や解釈
「親近感」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「親近感」という言葉を使った例文や、「親近感」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「親近感」とは?
- 「親近感」の類語や類似表現や似た言葉
- 「親近感」を使った例文や短文など
- 「親近感」の反対語
「親近感」とは?
みなさんは「親近感」という言葉を知っているでしょうか。
「親近感がわく人」の顔を思い浮かべた人がいるかもしれません。
一方で、「親近感」という言葉を、今回初めて知った人もいるでしょう。
そこで「親近感」という言葉の意味を紹介します。
- 「親近感」の読み方
- 「親近感」の意味
「親近感」の読み方
「親近感」は「しんきんかん」と読みます。
「親近」は「しんきん」、「感」は「かん」と読みます。
特に難しい漢字は使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。
これを機会に「親近感」は「しんきんかん」と読みましょう。
「親近感」の意味
「親近感」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「親近感」には、「相手に対して、自分と似た点があり、親しみが持てると感じること」という意味があります。
「親近感がわく人」には、たいてい自分と似た点があり、その点を通して親しみを持つことができます。
「親近感がわく」相手との共通点は、同じ趣味、主義主張、癖、弱点、住んでいる場所や、通っている学校、故郷など様々です。
例えば、「蛇が嫌い」という共通点があるだけで、その人に対して親しみが持てるかもしれません。
このように「親近感」には、「相手に対して、自分と似た点があり、親しみが持てると感じること」という意味があります。
「親近感」の類語や類似表現や似た言葉
次に「親近感」の類語や類似表現を紹介します。
「親近感」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「打ち解ける」【うちとける】
- 「親しみ」【したしみ】
- 「和らぐ」【やわらぐ】
- 「馴染む」【なじむ】
「打ち解ける」【うちとける】
「打ち解ける」には、「隔てなく親しくする」という意味があります。
「初めて会ったのに、すぐに打ち解ける人」に出会ったことがあるかもしれません。
そのような人は、すぐに隔てなく親しくできる人だったのではないでしょうか。
「バイト先の仲間に打ち解ける」という場合は、それまでは距離を持っていたバイトの仲間と隔てなく親しくできるようになったという意味があります。
「親しみ」【したしみ】
「親しみ」には、「親しく思う心」という意味があります。
「親しみやすい人」は「親しく思いやすい人」という意味があります。
簡単に言えば、「打ち解けやすい人」「仲良くなりやすい人」という意味になります。
「親しみやすい人」は、友達になりやすい人かもしれません。
「和らぐ」【やわらぐ】
「和らぐ」という言葉には、「打ち解けて親しくなる」という意味があります。
「敵対していた二人の関係が和らぐ」という場合は、話し合いにより誤解が解けるなどして、二人が打ち解けて親しくなってきたという意味になります。
「馴染む」【なじむ】
「馴染む」という言葉を使ったことがあるかもしれません。
「馴染む」には、「慣れ親しんでしっくりくる」という意味があります。
仲良くなり、関係がしっくりきた相手に対して「馴染む」という言葉を使います。
「新しいクラスに馴染む」という時は、友達やクラスの雰囲気慣れ、仲の良い友達が何人かできた状態ではないでしょうか。
「親近感」を使った例文や短文など
「親近感」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「親近感」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「親近感」を使った例文1
- 「親近感」を使った例文2
「親近感」を使った例文1
「彼女が笑顔になった瞬間、急に『親近感』がわいた」
この例文のように、誰かの笑顔を見た途端、親しみを感じることがあります。
例えばとても綺麗な女性と出会った時は、男性でも女性でも緊張するのではないでしょうか。
しかし、その女性が笑顔を見せた時、その笑顔がどこにでもいそうな女性の笑顔だと思ったら、自分や自分の知り合いと共通点ができて、親しみを持てるのではないでしょうか。
このように立派過ぎる人と会うと緊張しますが、出身県が同じで共通の方言を話せたり、嫌いな食べ物が一緒だったりすると、親しみがわいて「親近感」を得られるでしょう。
「親近感」を使った例文2
「初めて行った国なのに、なぜか『親近感』を覚えた」
この例文は、旅行などで初めて行った国なのに、すぐに「親近感」を覚えたという意味があります。
その国の人と自分の家族が重なったり、その国の文化と故郷の文化に共通点を見出したのかもしれません。
このように、初めて行った国や街でも、自分たちの国や故郷と、何かしらの共通点を見つけられれば、まるで知らない土地に行っても、「親近感」がわき、その土地の人と仲良くできるかもしれません。
「親近感」の反対語
「親近感」と反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
そこで「親近感」と反対の意味を持つ言葉を紹介します。
- 「遠ざける」【とおざける】
- 「敬遠」【けいえん】
- 「溝」【みぞ】
- 「ギャップ」【ぎゃっぷ】
「遠ざける」【とおざける】
「遠ざける」には「接触や交渉しないようにする」という意味があります。
「かつての友達を遠ざける」という場合は、何かしらの事情があって、昔仲が良かった友達と接触しないようにしている状態を意味します。
「悪い人を遠ざける」「元カレを遠ざける」などという使い方をします。
「敬遠」【けいえん】
「敬遠」には、「尊敬しているふりをして、近づくのを避けること」という意味があります。
偉い立場の人が、下の人間に、きちんと敬語を使われて、敬われているように見えるけれど、接触を避けられているような場面は、「敬遠されている」と表現できます。
「溝」【みぞ】
「溝」は、「人と人の心を深く隔てるもの」という意味があります。
「二人には溝ができた」という時は、その二人の心の間に、何かしら隔てるものができたという意味になります。
「ギャップ」【ぎゃっぷ】
「ギャップ」は「感情や考えの隔たり」という意味がある、カタカナ語になります。
「夫婦間のギャップができた」という場合は、夫婦の間に、感情や考えの隔たりができて、さらに広がっているという意味になります。
「親近感」という言葉について見てきました。
初体面なのに、自分と共通点を見いだせて、親しみを感じる時、「親近感」という言葉を使ってみましょう。