「活を入れる」とは？ただしい漢字や意味や言い換え！例文と解釈

「活を入れる」とは?

「活を入れる」という言葉を知っているでしょうか。

職場の元気のない後輩社員に「活を入れる」経験があるかもしれません。

一方で、「活を入れる」という言葉を、まるで知らない人もいるでしょう。

そこで「活を入れる」という言葉の意味を紹介します。

• 「活を入れる」の読み方
• 「活を入れる」の意味
• 「活を入れる」の意味2

「活を入れる」の読み方

「活を入れる」は「かつをいれる」と読みます。

「活」は「かつ」、「入れる」は「いれる」と読みます。

特に難しい言葉は使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。

「活を入れる」の意味

「活を入れる」という言葉の意味を紹介します。

「活を入れる」には、「柔術などの術を使い、気絶した人の意識を戻すこと」という意味があります。

武術の達人が、気絶した人の背中に手を置き、力を加えると、気絶した人の目が覚めるという場面を見たことがあるかもしれません。

このような時、「武術の達人が、気絶した人に活を入れて、目覚めさせる」などと表現できます。

「活を入れる」の意味2

また「活を入れる」という言葉には、「刺激を与えて元気づける」という意味があります。

「部下に活を入れる」という時は、部下を怒鳴るなどして、刺激を与え、元気づけることを目的としています。

感情に任せて部下を怒鳴る時は、「活を入れる」とは言えません。

このように「活を入れる」には、「刺激を与えて元気づける」という意味があります。

「活を入れる」の類語や類似表現や似た言葉

次に「活を入れる」の類語や類似表現を紹介します。

「活を入れる」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。

• 「気合を入れる」【きあいをいれる】
• 「発破をかける」【はっぱをかける】

「気合を入れる」【きあいをいれる】

「気合を入れる」には、「精神を込めて物事をすること」また、「やる気のない人にやる気を起こさせること」という意味があります。

「部下に気合を入れる」「生徒に気合を入れる」などという使い方をします。

「発破をかける」【はっぱをかける】

「発破をかける」には、「激しい言葉を掛けるなどして、奮い立たせる」という意味があります。

元気のない部下に、激しい言葉を掛けて奮い立たせる時、「発破をかける」という言葉を使って見ましょう。

「活を入れる」を使った例文や短文など

続いて「活を入れる」という言葉を使った例文や短文を紹介します。

「活を入れる」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。

• 「活を入れる」を使った例文1
• 「活を入れる」を使った例文2

「活を入れる」を使った例文1

「連敗続きでムードの悪いチームに対して、メンバー交代をして『活を入れる』」

この例文はプロスポーツチームなどが、負けが込んでムードが悪くなった時の様子を文章にしたものです。

これまでレギュラーだった選手を控えにし、若手中心でチーム編成すると、レギュラーだった選手に危機感が生まれ、若手はチャンスを得て目の色を変えます。

停滞ムードのチームや人に、このような刺激を入れて、元気づけることを、「活を入れる」と言います。

「活を入れる」を使った例文2

「覇気のない彼に『活を入れる』ため、別れを切り出す」

この例文のような「活の入れ方」をした女性がいるかもしれません。

仕事にも結婚にも前向きな姿勢が見られず、覇気がない人を見た時、別れを切り出して刺激を与え、彼に元気になってもらおうとしています。

別れるくらいなら、仕事にも結婚にも前向きになってみようと、彼が思ったら「活を入れる」ことに成功したことになります。