「才色兼備」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「才色兼備」という言葉は一体どの様な意味で使われるのでしょうか。
類語や対義語も併せて詳しく紹介します。
目次
- 「才色兼備」とは?
- 「才色兼備」に対義する言葉
- 「才色兼備」の表現の使い方
- 「才色兼備」を使った例文と意味を解釈
- 「才色兼備」の類語や類義語・言い換え
「才色兼備」とは?
「才色兼備」の概要について紹介します。
- 「才色兼備」の読み方
- 「才色兼備」の意味
- 「才色兼備」の語源
「才色兼備」の読み方
「才色兼備」は「さいしょくけんび」と読みます。
人によっては「さいしきけんび」「さいそくけんび」と読むこともありますが、一般的には「さいしょくけんび」です。
「才色兼備」の意味
「才色兼備」とは、「非常に優秀で、しかも顔立ちや姿が美しい女性のこと」です。
女性に対して使われ、大いに褒める意味があります。
昔の日本では、「美しい女性は頭が悪い」「頭の良い女性は顔立ちが悪い」などと言われてきました。
しかし中には頭がよく、しかも容姿も非常に美しく文句のつけようのない女性もいるのです。
その様な女性に対して、いいとこ取りをしていて羨ましいという意味で「才色兼備」と言われています。
「才色兼備」の語源
「才色兼備」の語源は言葉の意味に由来しています。
「才」は「才能」、「色」は「女性の美しい容貌」という意味です。
「兼」は「兼ねる」「備」は備えるで、「兼備」は「2つ以上のものを持ち合わせていること」という意味です。
上記の言葉が組み合わさり「優れた才能と美しい容姿を兼ね備えている女性」という意味で使われているのです。
「才色兼備」に対義する言葉
「才色兼備」の対義語を紹介します。
- 「天は二物を与えず」【てんはにぶつをあたえず】
- 「牙あるものは角無し」【きばあるものはかくなし】
「天は二物を与えず」【てんはにぶつをあたえず】
「2つ以上の長所を持っている人はいない」という意味です。
人の長所は天からの賜りもので、「天は1人に2つ以上の長所を与えない」という言葉からきています。
1つのことに才能があるものの、その他は目立たない人を表しています。
「牙あるものは角無し」【きばあるものはかくなし】
全文は「角あるものは牙なく牙あるものは角なし」です。
「全てのことに才能を持っている人はいない」という意味で、「角と牙の両方を持った動物はいない」という言葉からきています。
「才色兼備」の表現の使い方
既に紹介しましたが、「才色兼備」は女性に対して使われる言葉です。
「才色兼備だ」で十分に通じるので「才色兼備の女性」と言う必要はありません。
「ずば抜けて優秀で、しかも美しい女性」を表し、並みに仕事ができてまあカワイイという女性には使われません。
但し、最近ではリップサービスとして使われることも多くなってきています。
そこそこに仕事ができる女性に対して「才色兼備」と言うと喜ばれるでしょう。
「才色兼備」を使った例文と意味を解釈
「才色兼備」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「才色兼備」を使った例文1
- 「才色兼備」を使った例文2
「才色兼備」を使った例文1
「〇〇社の営業担当者は才色兼備だ」
他社の営業の女性が、非常に営業が上手くしかも美人であることを表しています。
その女性の訪問が待ち遠しくて仕方がない状態です。
「才色兼備」を使った例文2
「最近は才色兼備なタレントが増えた」
女性芸能人というと、見た目は美人でも頭が悪いというイメージがありました。
ところが最近では、クイズ番組に美人タレントが出演して高学歴をカミングアウトしている状態です。
「才色兼備」の類語や類義語・言い換え
「才色兼備」の類語を紹介します。
- 「秀外恵中」【しゅうがいけいちゅう】
- 「知勇兼備」【ちゆうけんび】
「秀外恵中」【しゅうがいけいちゅう】
「見た目が美しく、しかも知性を備えている人のこと」という意味です。
「才色兼備」の言い換えですが、あまり使われることはありません。
「知勇兼備」【ちゆうけんび】
「知性と勇気を兼ね備えている事」で、男性に対して使われるほめ言葉です。
「才色兼備」は「非常に優秀で、しかも顔立ちや姿が美しい女性のこと」という意味です。
女性にたいするほめ言葉として使ってみましょう。