「図らずも」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「図らずも」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「図らずも」という言葉を使った例文や、「図らずも」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「図らずも」とは?
- 「図らずも」の類語や類似表現や似た言葉
- 「図らずも」を使った例文や短文など
「図らずも」とは?
みなさんは「図らずも」という言葉を知っているでしょうか。
「図らずも、意見が一致した」という経験があるかもしれません。
一方で、「図らずも」という言葉を、今回初めて知った人もいるでしょう。
そこで「図らずも」という言葉の意味を紹介します。
- 「図らずも」の読み方
- 「図らずも」の意味
「図らずも」の読み方
「図らずも」は「はからずも」と読みます。
「ずらずも」などと、読み間違えないようにしましょう。
これを機会に「図らずも」は「はからずも」と読みましょう。
「図らずも」の意味
「図らずも」には、どのような意味があるでしょうか。
「図らずも」には、「思いもかけず」「意外にも」という意味があります。
「図らずも意見が一致した」という時は、「思いもかけず、意見が一致した」という意味があります。
会議などで反対意見を出されそうだと思っていた人と、意外にも意見が一致した時、このような文章を作れるでしょう。
このように「図らずも」には「思いもかけず」「意外にも」という意味があります。
「図らずも」の類語や類似表現や似た言葉
続いて「図らずも」の類語や類似表現を紹介します。
「図らずも」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「思いがけず」【おもいがけず】
- 「不意に」【ふいに】
- 「出し抜けに」【だしぬけに】
「思いがけず」【おもいがけず】
「思いがけず」には、「思いもよらず」という意味があります。
事前の予想していなかったような出来事が起こる時、「思いがけず」という言葉を使います。
「思いがけず、食事に誘われた」という場合は、まさか食事に誘われると思っていなかった相手、タイミングで食事に誘われたという意味があります。
「不意に」【ふいに】
「不意に」には、「思いがけず」「突然に」という意味があります。
例えば、「不意に、友達が訪ねてきた」という時は、予想していない時に友達が遊びに来た、突然友達がやってきたという意味になります。
「出し抜けに」【だしぬけに】
「出し抜けに」には、「予期せぬことが起こること」という意味があります。
また「突然」「いきなり」という意味があります。
「出し抜けに、声を掛けられて驚く」という文章には、「いきなり声を掛けられて、びっくりする」という意味があります。
「図らずも」を使った例文や短文など
次に「図らずも」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「図らずも」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「図らずも」を使った例文1
- 「図らずも」を使った例文2
「図らずも」を使った例文1
「『図らずも』、希望する部署に異動できた」
この例文は、思いがけず希望する部署に異動が決まった人の心の中を文章にしたものです。
上司に働きかけるまでもなく、すんなり希望する部署に行けることが決まり、意外に思っている様子が見てとれます。
このように、思いがけない幸運などで、物事が順調に進んだ時、「図らずも」という言葉を使ってみましょう。
「図らずも」を使った例文2
「『図らずも』初恋の女性と再会できた」
この例文は、必死に探したりせずに、思いがけず初恋の相手と再会できた人の様子になります。
みなさんの中には、初恋の女性や男性に会いたくて、SNSなどを使って探し回った経験がある人もいるでしょう。
一方で、この例文の人のように、特に何もせずに、運命的な再会を果たせた人もいるかもしれません。
このように、特に意図せずに、誰かと再会できたような時にも「図らずも」という言葉を使えます。
「図らずも」という言葉について見てきました。
思いもかけず何かが上手く行った時、意外にも、何かが成功した時などに、「図らずも」という言葉を使ってみましょう。