「ダークサイドに堕ちる」とは?意味や言い換え!例文と解釈
たまに聞くことがある「ダークサイドに堕ちる」という表現は、一体どんなことを意味しているのでしょうか。
目次
- 「ダークサイドに堕ちる」とは?
- 「ダークサイドに堕ちる」を分解して解釈
- 「ダークサイドに堕ちる」を使った例文と意味を解釈
- 「ダークサイドに堕ちる」の類語や類義語・言い換え
「ダークサイドに堕ちる」とは?
「ダークサイドに堕ちる」とは、己の欲望の為に、世の中の道徳や道理、常識などを全く考えない人間になることだと表現するのが分かりやすいでしょう。
そのようになってしまった様子に「堕ちた」と語尾を変化させて使うこともあります。
簡単に言えば、「人の心」を無くした状態になることだと考えてください。
人間誰しも、少なからずダークな(闇と呼ばれる)面を持ち合わせているものですが、完全にそちらに支配された状態になってしまうことです。
- 「ダークサイドに堕ちる」の元ネタ
「ダークサイドに堕ちる」の元ネタ
「ダークサイドに堕ちる」という表現は、有名な映画の「スター・ウォーズ」からきています。
同映画の中で、アナキン・スカイウォーカーという将来を期待されていたジュダイの戦士が、ジュダイマスターに昇進できなかったことが引き金となり(それ以外の理由もあります)、ダークサイドに堕ちてしまったのは映画ファンの間ではとても有名です。
そして、ダース・ベイダーと名乗るようになり、悪の帝王としてジュダイと敵対することになります。
最終的には自分の欲望に負け、そのようになってしまった訳ですが、この話は映画の中のことながら、何かのきっかけによって、それまで溜まっていた鬱憤などが爆発し、人の心を無くしてしまうといういい例だと考えていいでしょう。
アナキン・スカイウォーカーがダース・ベイダーになってしまったことが、そのまま「ダークサイドに堕ちた」と表現されていたことから、この表現が一般にも広まりました。
「ダークサイドに堕ちる」を分解して解釈
「ダークサイドに堕ちる」を2つに分解して、詳しく解釈していきます。
- 「ダークサイド」
- 「堕ちる」
「ダークサイド」
「ダークサイド」は先のように、人間の心の中に抱えている闇の部分だと解釈していいでしょう。
時にはそれが表に出てしまうこともあるかも知れませんが、あくまで一時的なものというのが普通の人間です。
「堕ちる」
ここでの「堕ちる」は、人間として悪い方に傾くことだと考えてください。
例えば、すっかりだらしなくなってしまった人に対し、その様子を「堕ちたものだ」と使うことができますが、あまりいい表現ではないので、使う時には注意しないといけません。
「ダークサイドに堕ちる」を使った例文と意味を解釈
「ダークサイドに堕ちる」を使った例文と、その意味の解釈です。
「堕ちた」とした形の例文も含みます。
- 「ダークサイドに堕ちる」を使った例文1
- 「ダークサイドに堕ちる」を使った例文2
「ダークサイドに堕ちる」を使った例文1
「彼がダークサイドに堕ちるきっかけになったのは、失恋だそうだ」
失恋がきっかけで、悪いことばかり考えるような人間になってしまったと言っていると解釈してください。
多少やさぐれたという程度であれば、「ダークサイド」と使うのは大袈裟ですが、間違った用い方という訳でもありません。
「ダークサイドに堕ちる」を使った例文2
「ついに課金に手を出してしまい、ダークサイドに堕ちた気分だ」
スマホゲームなどで、それまでしていなかった課金に手を出してしまった為、人間として悪い方に傾いてしまったかも知れないと使っています。
こちらも、大袈裟と言えばその通りですが、実際に本来の意味でのダークサイドにまで堕ちてしまうことなど滅多にあるものでもない為、このような使い方も普通にして構いません。
「ダークサイドに堕ちる」の類語や類義語・言い換え
「ダークサイドに堕ちる」と似た意味で使える言葉や表現です。
これらの言葉も、人間として相当に悪い状態になっていることの表現です。
- 「性根が腐る」【しょうねがくさる】
- 「人の道を外す」【ひとのみちをはずす】
「性根が腐る」【しょうねがくさる】
「ダークサイドに堕ちる」と同じく、人間として基本的な部分が捻じ曲がってしまうことです。
そのように見える人に対して、「あいつは性根が腐っている」などと使われます。
「人の道を外す」【ひとのみちをはずす】
これによって、ダークサイトに堕ちてしまうと考えていいでしょう。
その警告に、「人の道を外すようなことだけはするな」といった使い方をされることも多いです。
ダークサイドに堕ちてしまうのは、もちろんそれだけの理由があってのことです。
しかし、決してそのようなことにはならないように、ここぞという所で気持ちを強く持つことが大切だと言えるでしょう。