「リバる」の意味とは!言葉を徹底解説
「リバる」は、若者言葉として使われていますが、金融用語にも同様の言葉があります。
目次
- 若者言葉の「リバる」とは?
- 金融用語の「リバる」とは?
- 「リバる」を使った例文と意味を解釈
- 若者言葉としての「リバる」の類語
- 金融用語としての「リバる」の類語
若者言葉の「リバる」とは?
若者言葉として使われている「リバる」とは、「リバースする」を縮めた言葉で、要は嘔吐してしまうことです。
「また飲み過ぎてリバるなよ」のような使われ方になり、「リバった」(嘔吐した)、「リバりそう」(吐きそう)などの形でもよく用いられます。
「リバースする」という意味ながら、嘔吐以外のリバースと呼べる事柄に対して使うことはありません。
嘔吐専用の表現だと理解しておいていいでしょう。
金融用語の「リバる」とは?
金融用語での「リバる」は、対象の銘柄や外貨などの相場が、下がっていた状態から反発して上昇することを指して使います。
「あの銘柄はずっと下落傾向だが、そのうち大きくリバると読んでいる」のように用いられる言葉で、「リバってくれないとどうしようもない」といった使い方もよく見られます。
単に「リバ」とだけ使うこともあり、その場合は「リバがくるはずだ」などと用いられます。
「リバる」を使った例文と意味を解釈
「リバる」を使った例文と、その意味の解釈です。
若者言葉、金融用語のそれぞれの使い方で挙げていきます。
- 「リバる」を使った例文1
- 「リバる」を使った例文2
「リバる」を使った例文1
「その程度の酒でリバるとは思わなかった」
自分では大した量だと思っていなかったお酒で嘔吐してしまったと言っています。
若者言葉としてはこのように使う言葉で、お酒の飲める大学生や若い社会人に主に使われています。
「リバる」を使った例文2
「さすがにここまでリバるとは予想もしていなかった」
同じく「リバるとは」と用いていますが、こちらでは、ここまでの反発による値上がりがあるとは思わなかったと使っています。
相場は、一方的に上がり続けたり、下がり続けることはありません。
特に下がり続けた時には、それに反発した(下がったことで、買い注文が入るのがこの大きな要因です)値上がりがそのうちあるもので、その銘柄などに興味があれば、リバるタイミングを読んだり、どこまで上がる(リバる)のかの見極めないが大切となります。
若者言葉としての「リバる」の類語
若者言葉としての「リバる」と似た意味の言葉に、「ゲロる」があります。
「リバる」が流行る前には、こちらがよく使われていました。
尚、この「ゲロる」には、俗語として「白状する」という意味もあります。
金融用語としての「リバる」の類語
金融用語の「リバる」の類語は、「反騰」(はんとう)です。
下落していた相場が反発してすごく上がり始めた時に、「ものすごい反騰だ」などと使う言葉です。
リバるは、金融の世界に興味のない人は、若者言葉としての使い方だけ覚えておけばいいでしょう。
その世界以外では、今のところこの意味でしか使われていません(今後、別の意味でも使われるようになるかも知れませんが、それはまた別の話です)。