「泣きっ面に蜂」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「泣きっ面に蜂」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「泣きっ面に蜂」という言葉を使った例文や、「泣きっ面に蜂」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「泣きっ面に蜂」とは?
- 「泣きっ面に蜂」の類語や類似表現や似た言葉
- 「泣きっ面に蜂」を使った例文や短文など
「泣きっ面に蜂」とは?
次に「泣きっ面に蜂」という言葉を知っているでしょうか。
道を歩いていたら、転んで捻挫をして、さらにズボンが破れてしまったような時に、「泣きっ面に蜂」と言ったことがあるかもしれません。
一方で、「泣きっ面に蜂」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「泣きっ面に蜂」という言葉の意味を紹介します。
- 「泣きっ面に蜂」の読み方
- 「泣きっ面に蜂」の意味
「泣きっ面に蜂」の読み方
「泣きっ面に蜂」は「なきっつらにはち」と読みます。
「泣きっ面」は「なきっつら」、「蜂」は「はち」と読みます。
これを機会に「泣きっ面に蜂」は「なきっつらにはち」と読みましょう。
「泣きっ面に蜂」の意味
「泣きっ面に蜂」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「泣きっ面に蜂」には、「不幸な出来事が起こった時に、さらに不運や不幸が重なること」という意味があります。
すでに悲しいことがあり、泣いている人の顔に、さらに蜂が刺すという、不運が連続してしまうような状況に対して、「泣きっ面に蜂」と言います。
転んで捻挫をしてしまった時点で不幸なのに、さらにズボンが破けてしまうという不運が重なった状況は、まさに「泣きっ面に蜂」と言える状況でしょう。
このように「泣きっ面に蜂」には、「不運や不幸が重なること」という意味があります。
「泣きっ面に蜂」の類語や類似表現や似た言葉
次に「泣きっ面に蜂」の類語や類似表現を紹介します。
「泣きっ面に蜂」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「痛む上に塩を塗る」【いたむうえにしおをぬる】
- 「踏んだり蹴ったり」【ふんだりけったり】
「痛む上に塩を塗る」【いたむうえにしおをぬる】
「痛む上に塩を塗る」には、「悪いことの上にさらに悪いことが起こる」という意味があります。
例えば右足を汚してしまったため、左足でかばって歩いていたら、左足に負担がかかりすぎて両足を痛めてしまったような時、「痛む上に塩を塗る」と言えます。
「踏んだり蹴ったり」【ふんだりけったり】
「踏んだり蹴ったり」には、「何重にもひどい目に遭うこと」という意味があります。
例えば、ランチの時、スマホを置き忘れて仕事相手に連絡できなくなったり、さらに置き忘れたスマホを誰かに盗まれて、スマホを不正利用されてしまった時は、何重にもひどい目に遭っているため、「踏んだり蹴ったり」と言えます。
「泣きっ面に蜂」を使った例文や短文など
続いて「泣きっ面に蜂」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「泣きっ面に蜂」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「泣きっ面に蜂」を使った例文1
- 「泣きっ面に蜂」を使った例文2
「泣きっ面に蜂」を使った例文1
「無職になった途端に、彼女にも振られて、『泣きっ面に蜂』だ」
この例文は会社が倒産するなどして無職になっただけでも不幸なのに、さらに彼女に振られてしまい、不幸が重なってしまった場面を文章にしたものです。
このように不幸や不幸が重なった時、「泣きっ面に蜂」という言葉を使います。
「泣きっ面に蜂」を使った例文2
「テレビが壊れた次の日、パソコンが壊れてしまうとは『泣きっ面に蜂』だ」
このように、テレビが壊れる、パソコンが壊れるという不幸が連続して起こった時、「泣きっ面に蜂」と言えるでしょう。
テレビが見られなくなり、仕方なくパソコンで情報収集していたら、パソコンまで壊れてしまい、何もできなくなってしまう…これはかなり厳しい場面になります。
このように不幸が連続した時の様子を「泣きっ面に蜂」と表現します。
「泣きっ面に蜂」という言葉について見てきました。
不幸や不運が重なってしまった時、「泣きっ面に蜂」という言葉を使ってみましょう。