「こちらこそよろしくお願いします」とは?意味と例文と解釈
ビジネスで「こちらこそよろしくお願いします」という表現はどの様な意味で使うのでしょうか。
使い方や例文なども併せて詳しく紹介します。
目次
- 「こちらこそよろしくお願いします」とは?
- 「こちらこそよろしくお願いします」を分解して解釈
- 「こちらこそよろしくお願いします」の表現の使い方
- 「こちらこそ」を使った例文と意味を解釈
- 「こちらこそよろしくお願いします」について解釈
「こちらこそよろしくお願いします」とは?
「こちらこそよろしくお願いします」は、相手から先に「よろしくお願いします」と言われた時に返す言葉です。
ビジネスでは初対面の時に名刺を渡して挨拶をします。
その際に、基本的に訪問した側が先に名刺を出して名乗り「よろしくお願いします」と言います。
それに対して相手が自分達も同じ気持ちであることを伝える時に「こちらこそ宜しくお願いします」と言うのです。
単に「よろしくお願いします」でも良いのですが、相手の言うことをそのまま復唱するのは失礼だと感じたり、真似をしているだけで誠意が感じられないと思われることもあり、変化を付ける上でも「こちらこそ」が加えられるのです。
「こちらこそよろしくお願いします」を分解して解釈
「こちらこそよろしくお願いします」を分解して解釈します。
- 「こちらこそ」
- 「よろしくお願いします」
「こちらこそ」
相手から感謝や謝罪の言葉を受けた時に、自分も同じ気持ちであることを伝える言葉です。
「本来は自分達から言うべきところですが遅れてしまい申し訳ございません」というニュアンスが含まれているのです。
「よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」は汎用性が広くビジネスでは非常に使い勝手の良い言葉です。
こちらから何かお願いごとする時や、初対面の人に自分をアピールする時、これから仕事で関係が深まりそうな時の
挨拶などに使われます。
「よろしく」は「ちょうどよい具合に」「お願いごとに添える言葉」「好意を伝える言葉」という意味があり、「よろしくお願いします」はどの意味も含んでいるのです。
「こちらこそよろしくお願いします」の表現の使い方
「こちらこそよろしくお願いします」の使い方を紹介します。
- 初対面或いは初メールを受け取った相手に対して
- 相手と平等というニュアンスがある
初対面或いは初メールを受け取った相手に対して
初対面の相手、或いは初めてメールを受け取った相手に「よろしくお願いします」と言われた時に、返信をする言葉として使います。
基本的に初めて接する相手に対して謙遜する言葉ですが、ビジネスが進むにつれて想定外のことが起きる可能性もあります。
その様な時には相手から改めて「(今回の件について)よろしくお願いします」と言われたら、その時にも「こちらこそよろしくお願いします」と答えます。
相手と平等というニュアンスがある
相手の「よろしくお願いします」に対して「こちらこそよろしくお願いします」と言った場合、自分と相手の関係はほぼ平等というニュアンスになります。
相手が取引先など立場が上の場合、「とんでもないことでございます」と謙遜してから「こちらこそよろしくお願いします」と言うと好感を持たれます。
「こちらこそ」を使った例文と意味を解釈
「こちらこそ」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「こちらこそ」を使った例文1
- 「こちらこそ」を使った例文2
「こちらこそ」を使った例文1
「こちらこそお呼び立てして申し訳ございません」
立場が下の人と打ち合わせがあり、自社を訪ねてきた時に少し遅刻してしまいました。
相手が「遅れて申し訳ございません」と言った時の返事です。
「こちらこそ」を使った例文2
「こちらこそお手数おかけして申し訳ありません」
相手が質問をしてきて「お忙しいところをすみませんね」などと言われた時に、返す言葉です。
「こちらこそよろしくお願いします」について解釈
「こちらこそよろしくお願いしますにすて解釈します。
- 「こちらこそよろしくお願いします」をより強く表現
- 「こちらこそよろしくお願いします」の返信は必要?
「こちらこそよろしくお願いします」をより強く表現
「こちらこそよろしくお願いします」をより強く表現する場合には「こちらこそ何卒よろしくお願いします」と言います。
「何卒」は「どうか」「どうぞ」という意味があり「相手に対して強く願う気持ち」を表す言葉です。
「こちらこそよろしくお願いします」の返信は必要?
メールで「こちらこそよろしくお願いします」と言われるのは、こちらから先に「よろしくお願いします」と言った時です。
これ以上「よろしくお願いします」が続くとしつこく思われますので、そのまま終わらせるか「ありがとうございます」とひとこと返信するだけで十分です。
「こちらこそよろしくお願いします」は、相手から先に「よろしくお願いします」と言われた時に返す言葉です。
ビジネスで使える様に覚えておきましょう。