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「追い出し部屋」の意味とは!言葉の意味を徹底解説

一時期ニュースにもなり、批判が飛び交ったこともあるのが、この「追い出し部屋」という存在です。

追い出し部屋

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「追い出し部屋」の意味とは!言葉の意味を徹底解説>


目次

  • 「追い出し部屋」とは?
  • 「追い出し部屋」の具体例
  • 「追い出し部屋」を使った例文と意味を解釈


「追い出し部屋」とは?

「追い出し部屋」とは?

「追い出し部屋」とは、企業が辞めてもらいたい社員を退職に追い込む為に用意した部署のことです。

特に雇用期限を設定せずに雇用した社員は、本人によほどのことでもない限り、簡単に辞めさせるという訳にもいきません。

そこで、自主退職(いわゆる「リストラ」のことです)に応じなかった社員は、そのような部署に異動させ、そこで自主的に退職するのを待つのです。

そのような(リストラ)宣告が何もなく、いきなりそういった部署に異動させられるというケースも普通に見られ、その場合も該当の社員に辞めてもらいたいと思って行われていると考えていいでしょう。

1-1 . 「追い出し部屋」の読み方

「追い出し部屋」は、「おいだしべや」と読んでください。

いかにもなネーミングの為、それだけでも批判の対象になりそうなものですが、もちろん企業が自らそのような呼び方をしている訳ではなく、これは、マスコミなどが先のような退職させる為だけに用意された部署に対して付けた言葉です。

ですが、企業側も陰ではそのように(もしくは似たような名称で)呼んでいた場合も少なくなかったようです。



「追い出し部屋」の具体例

「追い出し部屋」の具体例

「追い出し部屋」と呼ばれる部署では、ともかく何もやることがないのが一番の特徴です。

机だけが置いてある狭く薄暗い部屋の中で、ほとんどの場合でパソコンや電話さえ用意されておらず、ただただ一日中、そこで机に座っているだけという環境です。

その環境に耐え切れず、自主的に辞めてくれるのを待つという訳ですが、もっと酷い場合には、部屋さえ用意されず、廊下に一日中座らせていたという例もあったくらいです。

このようなことが発覚すると、企業自体の評判にも大きく関わる為、今ではあまり聞かなくなった「追い出し部屋」という言葉ですが、実質的にそれだと思われる部署に異動させられたという声は未だに少なくありません。

「追い出し部屋」を使った例文と意味を解釈

「追い出し部屋」を使った例文と意味を解釈

「追い出し部屋」を使った例文と、その意味の解釈ですが、このような言葉は聞かないに越したことはないでしょう。

  • 「追い出し部屋」を使った例文1
  • 「追い出し部屋」を使った例文2

「追い出し部屋」を使った例文1

「追い出し部屋に異動させられて3ヶ月経った彼が、ついに退職することに決めたと聞いた」

何とも悲しい例文になってしまいましたが、一度そのような部署に異動させられてしまうと、そこから他の(まともな)部署への異動はないと考えていいでしょう。

「追い出し部屋」を使った例文2

「資料保管室は、どう考えても実質的には追い出し部屋だ」

追い出し部屋と呼ばれる部署に多いのが、この「資料管理室」などといった名称ですが、中には「キャリア開発室」という大層な名前を付けている企業もあり、部署名だけではそうだとは分からないことあります。



icon まとめ

「追い出し部屋」は、そのような部署が作れる(部屋が用意できる)体力のある大企業の話だけでなく、中小企業でも部屋の片隅にその為の席を用意するなどして、比較的小さな会社でも行われている話です。