「ごぼう抜き」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「ごぼう抜き」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「ごぼう抜き」という言葉を使った例文や、「ごぼう抜き」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「ごぼう抜き」とは?
- 「ごぼう抜き」の類語や類似表現や似た言葉
- 「ごぼう抜き」を使った例文や短文など
「ごぼう抜き」とは?
みなさんは「ごぼう抜き」という言葉を知っているでしょうか。
運動会のリレーで、同級生を「ごぼう抜き」した経験があるかもしれません。
一方で、「ごぼう抜き」という言葉を、まるで知らないという人もいるでしょう。
そこで「ごぼう抜き」という言葉の意味を紹介します。
- 「ごぼう抜き」の読み方
- 「ごぼう抜き」の意味
- 「ごぼう抜き」の語源
「ごぼう抜き」の読み方
「ごぼう抜き」は「ごぼうぬき」と読みます。
特に難しい漢字は使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。
「ごぼう抜き」の意味
「ごぼう抜き」という言葉の意味を紹介します。
「ごぼう抜き」には、「棒状のものを一気に引き抜くこと」という意味があります。
また「大勢の中から人材を引き抜くこと」という意味もあります。
さらに、「リレーなどの競争で、次々と追い抜くこと」も「ごぼう抜き」と言われます。
「ごぼう抜き」の語源
なぜ棒状のものを一気に引き抜くことという意味が、「ごぼう抜き」にあるかといえば、ごぼうは一直線で抵抗が少ないため、引き抜きやすいためとされています。
また、競争で次々と追い抜くことを「ごぼう抜き」と呼ぶのはなぜかと言えば、「ごぼうは抜きにくいため、抜くなら一気に抜く」という意味から来ているようです。
このように「ごぼう」は抜きやすいのか、抜きにくいのかで、「ごぼう抜き」の意味は大きく変わってきますが、このような諸説があるとされています。
「ごぼう抜き」の類語や類似表現や似た言葉
次に「ごぼう抜き」の類語や類似表現を紹介します。
「ごぼう抜き」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「韋駄天」【いだてん】
- 「うなぎのぼり」【うなぎのぼり】
「韋駄天」【いだてん】
「韋駄天」には「足が速い人」という意味があります。
「韋駄天」はそもそも神様の名前で、とても足が速い神として「韋駄天」は描かれています。
ここから転じて、足が速い人のことを「韋駄天」、速く走る人の走り方を、「韋駄天走り」などというようになったとされています。
「うなぎのぼり」【うなぎのぼり】
「うなぎのぼり」は、「気温や物価、人気などが、みるみるうちに上がること」という意味があります。
例えば、「タレントAの人気がうなぎのぼりだ」という場合は、Aの人気がみるみるうちに上がっているという意味になります。
「ごぼう抜き」を使った例文や短文など
次に「ごぼう抜き」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「ごぼう抜き」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「ごぼう抜き」を使った例文1
- 「ごぼう抜き」を使った例文2
「ごぼう抜き」を使った例文1
「Aさんは、先輩社員を『ごぼう抜き』して、課長になった」
このようにビジネスシーンでも、「ごぼう抜き」という言葉を使えます。
本来は自分よりも地位が上になるはずの先輩社員を、何人も追い抜いて課長になったAさんは、まさに「ごぼう抜き」を果たした人と言えるでしょう。
このように徒競走だけでなく、昇進の競争に関しても、「ごぼう抜き」という言葉を使ってみましょう。
「ごぼう抜き」を使った例文2
「社員を『ごぼう抜き』されて、会社の運営が難しくなる」
この例文は、ライバル会社などから引き抜きがあり、社員が大量にいなくなってしまった場面を文章にしたものです。
このように「ごぼう抜き」は人材の引き抜きに対しても使える言葉です。
「ごぼう抜き」という言葉について見てきました。
棒状のものを一気に引き抜く時、人材などを大量に引き抜く時、また競争相手を次々と追い抜いて行くシーンを見た時に、「ごぼう抜き」という言葉を使ってみましょう。