「パタハラ」とは?簡単に説明!
最近では「モラハラ」「パワハラ」「セクハラ」など様々なハラスメントが社会問題になっています。
「パタハラ」とはどの様な意味なのか紹介します。
目次
- 「パタハラ」とは?
- 「育休パタハラ」とは?
- 「パタハラ」の表現の使い方と注意点
「パタハラ」とは?
「パタハラ」とは「パタニティー・ハラスメント」を略した言葉です。
意味は「男性が父性を発揮する権利や機会を侵害すること」です。
「パタニティー」は“paternity”という英語で「父性」と言う意味です。
現代社会では、結婚して子供が生まれるとどうしても女性に育児の負担が大きくかかります。
男性が家庭で育児に参加して、父性を生かすことで女性と平等に育児を負担できるのですが、それに対して職場で嫌がらせをすることを「パタニティー・ハラスメント」と言うのです。
「育休パタハラ」とは?
「育休パタハラ」について紹介します。
- 「育休パタハラ」の意味
- 「育休パタハラ」の実例
「育休パタハラ」の意味
「育休パタハラ」とは、「育児休暇を取ることでさまざまな嫌がらせや人権侵害を受けること」です。
職場で男性がパートナーを助ける為に育児休暇制度を利用しよと思ったり、実際に育児休暇を取得した際に上司や周囲から嫌がらせを受けることを言います。
「育休パタハラ」の実例
「育休パタハラ」の実例として最も多いのは、「育休を取ろうとしたら拒否された」というものです。
就業規則に「入社1年目を過ぎた従業員は育休を取れる」と明記してあっても「君はまだ仕事が一人前ではないから」「代わりが見つからないから」という理由で上司が認めないのです。
同じ年齢の同僚の男性ははスムーズに育休が取れても、その部署にいるというだけで制度が利用できないこともあります。
また、育休を取得して職場復帰した時点で降格させられたり、明らかに仕事のない部署に異動させられたりと人事的に差別されることもあります。
「パタハラ」の表現の使い方と注意点
「パタハラ」は、嫌がらせを受けた側が使う言葉です。
「パタハラを受けた」として使われ、相手の対応を非難する意味があります。
根拠がないのに使うと上司との関係が悪化する可能性があるので注意しましょう。
「パタハラ」は「男性が父性を発揮する権利や機会を侵害すること」です。
最近注目されている言葉ですので、テレビやネットで見かけた時に理解できる様にしておきましょう。