「ペシミスト」とは?意味や言い換え!
「ペシミスト」という言葉をきいたことがあるでしょうか。
初めて聞く、聞いたことはあるが意味はよく分らないという人の為に、詳しく紹介します。
目次
- 「ペシミスト」とは?
- 「ペシミスト」の語源や英語
- 「ペシミスト」の表現の使い方
- 「ペシミスト」を使った例文と意味を解釈
- 「ペシミスト」の類語や類義語・言い換え
「ペシミスト」とは?
「ペシミスト」の概要について紹介します。
- 「ペシミスト」の意味
- 「ペシミスト」と「ネガティブ」の違いとは
「ペシミスト」の意味
「ペシミスト」とは「悲観主義者=常にものごとを悲観的に考える主義の人」という意味です。
哲学用語であり、基本的に世の中は辛いことや悪いことばかりである、という考え方に基づいて生まれた思想です。
人の未来には数多くの可能性があり、今の自分の行動次第でどの方向に行くのかは分りません。
しかし将来の結果の中でも常に「悪い結果」を想像する人のことを「ペシミスト」と言うのです。
因みに「ペシミスト(悲観主義者)」の対義語は「オプティミズム(楽観主義者)」で、「常にものごとを楽観的に考える主義の人」という意味です。
「ペシミスト」と「ネガティブ」の違いとは
「ペシミスト」と良く似た意味の言葉に「ネガティブ」があります。
この2つについてはまず文法的な違いが挙げられます。
「ペシミスト」は「悲観主義者」という名詞ですが、「ネガティブ」は形容詞です。
そして意味の違いとして「ペシミスト」は「常に悪い結果を考える人」のことです。
仕事を任せたら「失敗したらどうしよう」と心配するなど余計な心配をする人のことを言います。
「ネガティブ」の場合は「私にはできない」「やりたくない」と否定する意味で使われます。
この2つの違いを覚えておきましょう。
「ペシミスト」の語源や英語
「ペシミスト」の語源はラテン語で「最悪」を意味する言葉で、英語にすると“pessimum”になります。
これに「~する人」という意味の“ist”を付けて“pessimist”として使われる様になりました。
“ist”がつく言葉として“socialist”(社会主義者)、“feminist”(男女同権主義者)などがあります。
「ペシミスト」の表現の使い方
「ペシミスト」は、人の思想や考え方に対して使われます。
「あの人はペシミストだ」と言えば、「常に悲観的な考え方をしている」という意味になります。
ビジネスの場では「悲観的な考え方」は部署のモチベーションを下げることになるので、良い意味ではありません。
人に対して直接「ペシミストだ」と言うのは避けた方が良いでしょう。
「ペシミスト」を使った例文と意味を解釈
「ペシミスト」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「ペシミスト」を使った例文1
- 「ペシミスト」を使った例文2
「ペシミスト」を使った例文1
「上司がペシミストで部署の雰囲気が悪い」
上司が常に「失敗したらどうしよう」と悲観的にものごとを考えるタイプなので、部下に対する信頼も薄く、職場の雰囲気が悪くなっていることを表しています。
「ペシミスト」を使った例文2
「彼女は酔っぱらうとペシミストになる」
「泣き上戸」という言葉がありますが、酔っぱらうと何を言っても悲観的になってしまい手が付けられない女性がいます。
面倒な人として飲み会に誘われにくくなるでしょう。
「ペシミスト」の類語や類義語・言い換え
「ペシミスト」の類語を紹介します。
- 「厭世家」
- 「心配性」
「厭世家」
「えんせいか」と読みます。
意味は「悲観的に人生を捉えていて、生きるのが嫌になっている人のこと」です。
「心配性」
「普通の人が気にしない様なことを気にしてしまい、落ち着かなくなる性格のこと」を意味します。
ものごとを悲観的に捉えるという点で「ペシミスト」と似ています。
「ペシミスト」は「悲観主義者=常にものごとを悲観的に考える主義の人」という意味です。
何かに付けて悪い結果を想像する人に対して使ってみましょう。