「チヤホヤ」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
日常会話で「チヤホヤ」という言葉を聞きますが、どの様な意味があるのでしょうか。
意外な語源や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「チヤホヤ」とは?
- 「チヤホヤ」の語源
- 「チヤホヤ」の表現の使い方
- 「チヤホヤ」を使った例文と意味を解釈
- 「チヤホヤ」の類語や類義語・言い換え
「チヤホヤ」とは?
「チヤホヤ」は片仮名や「ちやほや」と平仮名で表記します。
意味は「相手のご機嫌を取ったり、甘やかすこと」です。
相手の気を引こうとして気に入られる様なことを言ったり、ワガママを聞いてあげて良い気分にさせることを言います。
主に容姿の美しい女性に対して男性がご機嫌を取る時に使われる言葉ですが、男女比のバランスが非常に悪い時には
女性が一人の男性にアプローチする時にも「チヤホヤ」が使われます。
「チヤホヤ」の語源
「チヤホヤ」の語源は、「蝶や花や」という言葉からきています。
昔から「蝶」と「花」は可憐で愛らしいものとして知られていて、女性が大切に育てられることを「蝶よ花よと育てられた」と表現します。
「蝶や花や」の表現は非常に古くからあり、「源氏物語」や「枕草子」など、古典として有名な作品中には「花や蝶や」という表現が見られます。
時代が流れるに連れて「蝶」と「花」の順番と「や」が「よ」に入れ替わるなどが生じて、更に言葉が省略化されて「ちやほや」になり、意味も「ご機嫌を取る」と変化していったのです。
「チヤホヤ」の表現の使い方
「チヤホヤ」の使い方を紹介します。
- 「チヤホヤされる」
- 「チヤホヤ要員」
「チヤホヤされる」
「チヤホヤ」は「チヤホヤする」「チヤホヤされる」の両方の使い方があります。
「チヤホヤされる」は「周囲からご機嫌を取られる」「甘やかされる」という受動態で、ニュアンスとして「本来それほどの価値がない人なのに、ご機嫌を取られていい気になっている」というネガティブな感情が含まれます。
「チヤホヤ要員」
ネットスラングで「恋人ではないけれども自分に好意を持っていて欲しい思う相手のこと」という意味です。
常に自分のご機嫌を取ってくれていい気にさせてくれる都合のいい異性の友達に対して使われます。
「チヤホヤ」を使った例文と意味を解釈
「チヤホヤ」を使った言葉と意味を解釈します。
- 「チヤホヤ」を使った例文1
- 「チヤホヤ」を使った例文2
「チヤホヤ」を使った例文1
「彼女は合コンで必ずチヤホヤされて羨ましい」
容姿が美しいだけではなく、仕草が魅力的な女性は合コンで男性が放っておきません。
当日参加した男性がほぼ全員好意を持ち隣に座りたがり、連絡先交換を申し込まれます。
周囲の女性から嫉妬されている様子を表しています。
「チヤホヤ」を使った例文2
「女性が多い職場なので彼は若いというだけでチヤホヤされている」
女性が多く男性が極端に少ない職場では、若くて精悍な男性は注目の的になります。
女性は独身・既婚に関わらず、若い男性と親しくなることで自分が若さを貰えると思うものです。
常に女性から声を掛けられて、おやつを分けて貰ったり飲みに誘われたりとモテモテの状態であることを表しています。
「チヤホヤ」の類語や類義語・言い換え
「チヤホヤ」の類語を紹介します。
- 「持て囃す」【もてはやす】
- 「おだてる」【おだてる】
「持て囃す」【もてはやす】
「もてはやす」と読みます。意味は「側にいて盛んにほめたたえること」です。
「持て」は「モテる」の語源で、「持つことができる」→「支えられる」→「人気がある」に変化していきました。
「囃す」は「お祭りなどで笛や太鼓を演奏すること」を言い、賑やかにする様子を表しています。
「おだてる」【おだてる】
「人に対してあることをさせようという目的で、盛んにほめてその気にさせること」という意味です。
「デートをして貰いたい」「おごってもらいたい」など下心があって「チヤホヤ」する時に使われます。
「チヤホヤ」は「相手のご機嫌を取ったり、甘やかすこと」という意味です。
明らかに相手をいい気分にさせようとして言葉をかけている人に対して使ってみましょう。