「気が気でない」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「気が気でない」、という表現を知っているでしょうか。
何か不安なことがあるときなど、このように感じる人もいるかもしれません。
ここでは「気が気でない」、という表現について紹介します。
目次
- 「気が気でない」とは?
- 「気が気でない」の表現の使い方
- 「気が気でない」と「気が知れない」の違い
- 「気が気でない」を使った例文と意味を解釈
- 「気が気でない」の類語や類義語・言い換え
「気が気でない」とは?
「気が気でない」、というのはとても落ち着き払っていられない、落ち着かない、そわそわしてしょうがない、などといった意味を持つ表現です。
気が気じゃないという表現も使われ、落ち着かない時に使われる言葉になります。
例えば、何か不安なことがあったり心配なことがあったりすると、とにかく落ち着かないですよね。
受験をした後、合格発表の日までは「気が気でない」という人もいるのではないでしょうか。
早く結果が来ないかどうか、結果が悪かったらどうしよう、などと不安に思うものです。
あるいは自分の子供が受験した後も気が気ではない、と感じるかもしれませんね。
「気が気でない」の表現の使い方
「気が気でない」、という表現には気がかりなことがあって心配で仕方がない、という意味があります。
冷静ではいられない、という意味であり、仮に心配事があったとしてもそこまで心配でないならば、「気が気でない」とは言えません。
あくまでも主観的な表現ですので、ビジネス等においては避けた方が良い表現でもあります。
例えば、外出した後に家の鍵をかけた記憶がない、火を消したかどうか心配、などと考えてしまうと「気が気でない」ですよね。
家の鍵をかける、火を消す、などという行動は本能的にするものでもありますので、記憶にないことも珍しくありません。
思い出せずに家に帰るまで心配だったという経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
「気が気でない」と「気が知れない」の違い
気がしれない、という表現には相手が何を考えているのかわからないという意味があります。
相手の考えや意図が理解できないという意味ですので、冷静ではいられないという意味を持つ「気が気でない」、という表現とはそもそも意味が異なります。
気が知れないというのは意図を測りかねる、という意味であり、例えば「あんな遊びに夢中になるとは、気が知れない」などと使われます。
「気が気でない」を使った例文と意味を解釈
ここでは「気が気でない」という表現を使った例文を紹介します。
- 「気が気でない」を使った例文1
- 「気が気でない」を使った例文2
「気が気でない」を使った例文1
「息子の受験が終わり、とにかく気が気でない」
子供の受験が終わると、子供と同じように合格発表が来るまで冷静ではいられないということもあるのではないでしょうか。
あれだけ勉強したから合格してほしい、もしも不合格だったらどのように声をかけたら良いのかわからない、もし不合格だったらあと1年、予備校などにいかせなければならず、さらにお金がかかる、などと様々な不安要素が出てくるかもしれません。
合格通知が来たら嬉しいですね。
「気が気でない」を使った例文2
「3者懇談で先生から何も言われるか、気が気でない」
中学や高校の時には教師、保護者と3者面談が行われることもありますよね。
3者懇談と言われる場合もあります。
もしも普段の生活態度に不安がある場合、教師から何を言われるか、また保護者に怒られるのではないか、と不安な人もいるのではないでしょうか。
3者面談の後には大体怒られた、という経験を持つ人もいるかもしれませんね。
「気が気でない」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「落ち着かない」【おちつかない】
- 「不安になる」【ふあんになる】
- 「杞憂」【きゆう】
「落ち着かない」【おちつかない】
落ち着かない、というのは不安や緊張とも言われ、誰でも感じる感情です。
動揺し、安定していない状態である、という場合に落ち着かないという表現が使えます。
「不安になる」【ふあんになる】
不安になる、というのは何か気がかりで落ち着かない、安らぎが得られない、という状態を指しています。
内容や程度、現れ方は人それぞれですが、心配事があるときにこのように感じます。
あまりにも強い不安を抱えてしまうと、体調に影響が出る場合もあります。
「杞憂」【きゆう】
杞憂とは、心配しないで良いことを心配するという意味があり、取り越し苦労という意味があります。
取り越し苦労というのはどうなるかわからないことをあれこれ心配するという意味であり、考えすぎる、心配しすぎる、という意味もあります。
「気が気でない」、という気持ちは誰もが感じた経験を持つかもしれません。
考えても仕方のない事は考えない勇気も大切ですが、不安にならないようにストレスを解消しながら生活することも必要です。