「右肩上がり」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「右肩上がり」という表現を知っているでしょうか。
ビジネスなどではよく使われる言い回しですよね。
ここでは「右肩上がり」という表現について紹介していきます。
目次
- 「右肩上がり」とは?
- 「右肩上がり」の語源
- 「右肩上がり」の表現の使い方
- 「右肩上がり」を使った例文と意味を解釈
- 「右肩上がり」の類語や類義語・言い換え
「右肩上がり」とは?
「右肩上がり」というのはグラフの先が右に向かって上っていくという事から、後になるほど数値が大きくなる、状態が良くなる、という意味になります。
右上がりとも言われており、例えば業績が徐々に上がっていく様子を「業績は右肩上がりになっている」などと表現します。
あるいは、「右肩上がり」の成長率などと表現することもありますね。
ビジネスなどを始めると最初は全然利益がなかったけれど少しずつ利益が出るようになった、ということもあるのではないでしょうか。
それはまさに「右肩上がり」だと言えるのです。
「右肩上がり」の語源
「右肩上がり」というのは数値の変化や推移を表すグラフから来た表現です。
折れ線グラフなどを見ていると、その数値が縦軸に、時間の推移が横軸にとられていることがわかりますね。
そのため、スタート時点は1番左、経過するに従って右に進んでいきます。
だんだん良くなる場合、その折れ線グラフは右上に上昇していくのです。
そこから「右肩上がり」という表現が作られました。
「右肩上がり」の表現の使い方
「右肩上がり」という表現は業績などが徐々に良くなっている状態、景気が良くなっている状態、などを表すときに使われる言い回しです。
最初は利益が出なかったとしても、徐々に利益が出るようになったなどということもあるのではないでしょうか。
そのような場合は「右肩上がり」という言葉が使われます。
「右肩上がり」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「右肩上がり」を使った例文1
- 「右肩上がり」を使った例文2
「右肩上がり」を使った例文1
「リーマンショックによって業績が悪化したが、最近では右肩上がりになっていて安心したよ」
リーマンショックは世界の経済に大きな影響を与えましたね。
当時の大学4年生は就職氷河期に陥った時代を乗り切らなければならず、内定が出なかった学生の中には卒業を1年遅らせて仕事を探そうとしたという人たちもたくさんいたと言われています。
しかし、最近は経済が上向きになったとも言われているため、業績が良くなってきたという企業もあるのではないでしょうか。
「右肩上がり」を使った例文2
「最初は営業の成績が全然だったけれど、右肩上がりになってきたからよかったよ」
営業の仕事をしていると、どれだけ契約を取れたかなどということがグラフになって張り出されることもありますよね。
しかし営業の仕事は慣れるまでは大変ですし、営業に向かない人はなかなか成績を伸ばせないということもあるかもしれません。
しかし、しばらくしてからだんだん調子が良くなった、少しずつ契約を取れるようになった、などという場合は「右肩上がり」になってきたと言えるでしょう。
「右肩上がり」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「好調」【こうちょう】
- 「徐々に良くなる」【じょじょによくなる】
「好調」【こうちょう】
好調という言葉には調子や具合が良い、という意味があります。
物事が思い通りに進んでいる時もこの表現が使われます。
「徐々に良くなる」【じょじょによくなる】
徐々に良くなる、というのは少しずつ状態が良くなっているという意味になります。
徐々に、という言葉にはゆっくり進行したり変化したりする様子という意味があり、よくなる、という言葉には回復する、治る、癒える、という意味があります。
「右肩上がり」という表現はマーケティングなどでも使われますのでぜひ覚えておきたい言い回しです。
調子が良くなってきた場合、ぜひこの表現を使ってみたいですね。
景気が良くなってきたり業績が上がってきたりした場合、ぜひこの言い回しを思い出してみて下さい。