「へべれけ」の意味とは!語源など徹底解説
この 「へべれけ」は、若者はまず使いませんが、年配の人にはまだまだ現役で使われいる言葉です。

目次
- 「へべれけ」とは?
- 「へべれけ」の語源や由来
- 「へべれけ」を使った例文と意味を解釈
- 「へべれけ」の類語や言い換え
「へべれけ」とは?

「へべれけ」とは、かなり酔っ払った状態の表現です。
「へべれけになるまで飲むんじゃないぞ」のような使い方になり、そこまで飲むなという注意喚起として、または、それほど飲んでしまったといった時によく使われます。
具体的に表現すると、酔っ払った所為でまともに歩くことができず、ろれつが回らない喋り方になった状態だと考えてください。
普通に使われている言葉で置き換えると、「酩酊」(めいてい)と言われる状態そのものです。
「へべれけ」の語源や由来

へべれけという言葉の由来は、ギリシャ語だと言われています。
そのギリシャ語では、“hebe erryk”(ヘーベー・エリュエケ)で「お酌をする」という意味になり、これが縮まったものだという説があり、それ以外には特にこれといった由来は確認されていません。
「へべれけ」を使った例文と意味を解釈

「へべれけ」を使った例文と、その意味の解釈です。
意味は1つだけなので、特に難しい言葉でもありません。
- 「へべれけ」を使った例文1
「へべれけ」を使った例文1
「大ジョッキ2杯程度でへべれけになるとは、俺も酒が弱くなったもんだ」
若い頃はかなり飲めたという人でも、年齢と共に序々に飲めなくなってくるものです。
いつまでも若いと思って大酒を飲むのはやめておきましょう。
「へべれけ」の類語や言い換え

「へべれけ」は、比較的年齢層の高い人が使うことの多い表現ですが、これらは若者でも使うことがあります。
- 「べろんべろん」【べろんべろん】
- 「ぐでんぐでん」【ぐでんぐでん】
「べろんべろん」【べろんべろん】
「へべれけ」と意味は一緒で、「昨夜はべろんべろんになるまで飲んだよ」などという形で使います。
そのまま「へべれけ」の言い換え表現として使われる言葉です。
語源は、お酒によって「へろへろ」になるという表現に濁点が付いて「べろべろ」になり、更にそれが間延びしたものだと言われています。
「ぐでんぐでん」【ぐでんぐでん】
こちらも同じく、「へべれけ」の言い換えになります。
この言葉は、お酒にそこまで酔ってしまう「愚殿」(ぐでん、愚かな殿方)が語源とされていますが、女性に対して使うこともできる表現です。
「へべれけ」は、意味は知っていたとしても、ギリシャ語が由来とまで知っている人はそうは居ないでしょう。
そこまできちんと覚えておくと、お酒の席での話の1つになるかも知れません。