「無駄足を踏む」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
皆さんは「無駄足を踏む」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
普段の会話の中でも、時々耳にすることがある表現なのですが、何気なく流しているために、正確な意味を理解していない人もいるかもしれません。
そこで今回は、この「無駄足を踏む」について見ていくことにしましょう。
目次
- 「無駄足を踏む」とは?
- 「無駄足を踏む」の語源や由来
- 「無駄足を踏む」の表現の使い方
- 「無駄足を踏む」を使った例文と意味を解釈
- 「無駄足を踏む」の類語や類義語・言い換え
「無駄足を踏む」とは?
「無駄足を踏む」とは、「苦労してやったことが全く報われないこと」という意味を持つ言葉です。
- 「無駄足を踏む」の読み
「無駄足を踏む」の読み
「無駄足を踏む」は「むだあしをふむ」と読みますが、普段の会話の中でも比較的よく使われるフレーズなので、読み方を間違わないようにしておきたいものです。
「無駄足を踏む」の語源や由来
「無駄足を踏む」の由来は、「足を踏む」すなわち「足踏みをすること」から来ており、「二の足を踏む」から派生したと考えられています。
「無駄足を踏む」の表現の使い方
「無駄足を踏む」は「一生懸命に頑張ってきたのに良くない結果になってしまう」という意味を持つことから、努力しても良い結果を得られないような時に使われることになります。
「無駄足を踏む」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「無駄足を踏む」を使った例文をいくつか挙げながら、具体的な活用シーンを思い浮かべてみていきましょう。
- 「無駄足を踏む」を使った例文1
- 「無駄足を踏む」を使った例文2
「無駄足を踏む」を使った例文1
「欲しい物を買いたくて、せっかく10数分かけて店舗に出向いたのに、定休日で無駄足を踏んでしまった」
皆さんもこのような経験があると思いますが、やっと欲しい物を扱っているお店を見つけたまではいいのですが、その日が定休日となると、「無駄足を踏んだ」と怒り心頭でしょう。
でも、このような時は予めインターネットで、お店の定休日をリサーチしておくことです。
「無駄足を踏む」を使った例文2
「浪人してやっと入った大学を辞めてしまったのだから、無駄足を踏んだとしか言いようがありません」
浪人までしてやっと合格した大学を中退したのでは、親御さんだったなら、もう言葉も出ないくらいに怒るか、呆れるしかないでしょう。
こんな無駄なことはして欲しくはないのが、親の気持ちです。
「無駄足を踏む」の類語や類義語・言い換え
「無駄足を踏む」を他の言葉で言い換えると、どのような言葉があるかを調べてみます。
- 「肩すかしを食らう」
- 「徒労に終わる」
「肩すかしを食らう」
「肩すかしを食らう」が、「無駄足を踏む」に似た意味の言葉として扱うことができます。
「追及や攻撃を行おうと意気込んで待ち構えていたところを相手に巧みにかわされる」という意味になります。
こんな場面はよくあるものですが、こちらは気合いが入っているだけに、気持ちの落ち込みようは半端ではないでしょう。
「徒労に終わる」
「取ろうに終わる」という言葉もありますが、「頑張って苦労して行ったが、成果が出ずに苦労が報われず、終わってしまうこと」、「無駄骨」、「苦労が水の泡」というような意味があります。
どんなに頑張っても、努力しても「徒労に終わる」ことは、長い人生の中でいくつかはあるものです。
「無駄足を踏む」という経験は誰でもするものかもしれません。
よい結果を出そうと、必死に頑張っていくのですが、それでもその努力が報われることなく、期待した成果を出せないのです。
その時のショックは生半可なものではないはずです。
しかし、だからといって、決して落ち込む必要はありません。
と言うのも、頑張っている間は、勉強をしたり、身体を鍛えたり、心を強くしたりと、それまでの自分よりは成長して進歩しているはずだからです。
そのように考えると、「無駄足を踏む」ということがないことを知っておくことです。