「無駄」の意味とは?「無駄」と「手間」「無意味」の違い・英語・類語
「無駄」とは、「物事を行っただけの効果や甲斐がないこと・役に立たないこと」です。
「無駄」の「意味・読み方・英語と解釈・対義語・使い方・例文と解釈・類語や類義表現・無駄と無意味の違い」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「無駄」の意味とは?
- 「無駄」の読み方?
- 「無駄」の英語(解釈)
- 「無駄」の対義語
- 「無駄」の言葉の使い方
- 「無駄」を使った言葉・慣用句や熟語・関連
- 「無駄」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「無駄」の類語や類義表現
- 「無駄」と「無意味」の違い
- 「無駄」と「手間」の違い
「無駄」の意味とは?
無駄の意味は、「物事を行っただけの効果・甲斐がないこと」や「役に立たないこと・利益のないこと(浪費すること)」になります。
「無駄」というのは、何かの行動をしてもそれに見合うだけの効果効能や結果が得られないことを意味しています。
その行動をしても何も得られなくて徒労・骨折り損になることが、「無駄」ということなのです。
「無駄」の「駄」という漢字は、「荷役(にえき)に使う駄馬(だば)」から転じて、「名詞の頭に付いて値うちのないものやつまらないもの」を意味する働きがあります。
「無駄」の読み方?
「無駄」の読み方は、「むだ」になります。
「無駄」の英語(解釈)
「無駄」の英語とその意味の解釈は、以下のようになります。
- 「無駄」を使った英語の例文1
- 「無駄」を使った英語の例文2
「無駄」を使った英語の例文1
“It was a useless long argument(discussion) for us.”
この「無駄」を使った英語の例文は、「私たちにとっては無駄な長い議論でした」を意味しています。
“useless”という英単語は、「役に立たない・無益な・使い道がない」を意味しています。
「無駄」を使った英語の例文2
“Don't more use wasted money.”
この「無駄」を使った英語の例文は、「これ以上、無駄なお金を使わないで下さい」を意味しています。
“wasted”という英単語は、「無駄な・浪費の・無駄遣いの」ということを意味する形容詞になっています。
「無駄」の対義語
「無駄」の対義語には、以下のようなものがあります。
- 「有効」
- 「有益」
「有効」
「無駄」の対義語は、「有効(ゆうこう)」になります。
「無駄」というのは「その行動をしても何の効果効能もないこと」を意味しているので、それとは反対の意味を持つ対義語として「有効」が上げられます。
「有効」の言葉の意味は、「その行動や物事に効果効能・影響力があること」になります。
「有益」
「無駄」の対義語は、「有益(ゆうえき)」になります。
「無駄」という言葉は「役に立たないこと・何の利益にもならないこと」を意味しているので、それとは反対の意味を持つ対義語として「有益」を指摘できます。
「有益」の言葉の意味は、「その行動・物事に、利益やメリットがあること」になります。
「無駄」の言葉の使い方
「無駄」の言葉の使い方は、「物事を行っただけの効果・意味がない場合」や「何の役にも立たない時(何も利益のない時)」に使うという使い方になります。
「無駄」という言葉は、その行為に効果効能がなくて徒労や無駄遣いになった時に使えるのです。
例えば、「一生懸命に彼に尽くしたが無駄でした」や「無駄なあがきはやめなさい」などの文章において、「無駄」の言葉を正しく使用することができます。
「無駄」を使った言葉・慣用句や熟語・関連
「無駄」を使った言葉・慣用句や熟語を紹介して、その意味を解釈していきます。
- ジョジョの奇妙な冒険より「無駄無駄無駄無駄」
- 「無駄な努力」
- 「無駄事」
ジョジョの奇妙な冒険より「無駄無駄無駄無駄」
「無駄無駄無駄無駄」というのは、荒木飛呂彦氏の漫画「ジョジョの奇妙な冒険」において、第一部「ファントムブラッド」、第三部「スターダストクルセイダース」のボス「ディオ(DIO)」や第五部「黄金の風」の主人公「ディオ(DIO)」の息子「ジョルノ」が突きや蹴りなどのラッシュ攻撃を仕掛ける時の掛け声を意味しています。
最強の敵である「ディオ(DIO)」は、「弱いお前の抵抗や反撃などすべて無駄である」という意味を込めて、「無駄無駄無駄無駄…」と叫びながら激しいラッシュを仕掛けてきます。
ジョジョの名場面として、「DIO」の「無駄無駄無駄無駄…」と第三部の主人公「空条承太郎」の「オラオラオラオラ…」が激しくぶつかり合う戦闘シーンがあります。
「無駄無駄無駄無駄…」の最長ラッシュは「ジョルノ」が敵ボスの親衛隊「チョコラータ」に対してのラッシュ時で、ジャンプ掲載時6ページがコミックス60巻『グリーン・デイ』と『オアシス』では8ページの見開きラッシュとなっています。
「無駄な努力」
「無駄な努力」の意味は、「何の良い結果も得られない頑張り」や「何の役にも立たない努力」になります。
例えば、「無駄な努力を続けても虚しい気持ちになるだけです」や「あれだけ必死にやったのに無駄な努力でした」などの文章で使えます。
「無駄事」
「無駄事(むだごと)」の言葉の意味は、「何の意味もメリット(利益)もないこと」や「それをやる甲斐がないこと」になります。
例えば、「無駄事に貴重な時間を費やすべきではない」や「無駄事から学ぶべきこともある」などの文章で使われます。
「無駄」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「無駄」を使った例文や短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「無駄」を使った例文1
- 「無駄」を使った例文2
「無駄」を使った例文1
「彼と一緒に過ごした10年の歳月を、無駄だったとは思いたくありません」
この「無駄」を使った例文は、「彼と一緒に過ごした10年の歳月を、無意味だった(自分の人生に対して何の役にも立たなかった)とは思いたくありません」ということを意味しています。
「無駄」を使った例文2
「いつまでも無駄な努力をするのではなく、有益な努力をしなさい」
この「無駄」を使った例文は、「いつまでも効果のない努力(得られるものがない努力)をするのではなく、効果のある結果につながる努力をしなさい」を意味しています。
「無駄」の類語や類義表現
「無駄」の類語・類義表現について、分かりやすく解説していきます。
- 「無益・駄目・無意味」
- 「勿体ない・浪費」
「無益・駄目・無意味」
「無駄」の類語・類義表現として、「無益(むえき)・駄目(だめ)・無意味」があります。
「無益」の言葉の意味は「何の利益もないこと」、「駄目」の言葉の意味は「何の役にも立たないこと・良い結果が得られないこと」になります。
「無意味」というのは、「意味がないこと・何の利益もなく良い結果が得られないこと」を意味しています。
効果や利益がない「無駄」の類語として、「無益・駄目・無意味」が上げられます。
「勿体ない・浪費」
「無駄」の類語・類義表現として、「勿体ない(もったいない)・浪費(ろうひ)」があります。
「勿体ない」の言葉の意味は「有用なものを無駄にしていることが残念である」や「自分には恐れ多い」になります。
「浪費」というのは、「無駄遣い・実質的な意味やメリットのない消費」を意味しています。
効果のない浪費や行動を意味する「無駄」の類義表現として、「勿体ない・浪費」を指摘できます。
「無駄」と「無意味」の違い
「無駄」と「無意味」の違いは、「無駄」は「物事を行うだけの効果・甲斐がないこと」を意味していますが、「無意味」の方は「意味がないこと・価値がなくてつまらないこと」を意味しているという違いがあります。
「無駄」は「効果・利益がないこと」に意味の重点がありますが、「無意味」の方は「言語的な意味がない・価値がなくてつまらない(心に訴えかけてくる面白みがない)」に意味の重点があるという違いがあるのです。
「無意味」には、「無駄」にある「役に立たない」の意味合いもほとんどありません。
「無駄」と「手間」の違い
「無駄」と「手間(てま)」の違いは、「無駄」は「効果がないこと・役に立たないこと」を意味していますが、「手間」の方は「仕事・物事をやり遂げるために必要な労力・時間・面倒」を意味しているという違いがあります。
「無駄」は「その行動をしても効果やメリットが何もない」というニュアンスがありますが、「手間」の方には「その仕事・物事を仕上げるために必要な労力・時間(面倒だけれどそれをやれば効果・利益がある)」という意味のニュアンスがあるのです。
「無駄」という言葉について徹底的に解説しましたが、無駄には「物事を行っただけの効果や甲斐がないこと」や「役に立たないこと・利益のないこと」などの意味があります。
「無駄」の類語・類義表現としては、「無益・駄目・無意味」「勿体ない・浪費」などがあります。
「無駄」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。