「対応」とは?意味や使い方!例文や解釈
「対応」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「対応」という言葉を使った例文や、「対応」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「対応」とは?
- 「対応」の類語や類似表現や似た言葉
- 「対応」を使った例文や短文など
- 「対応」の英語
「対応」とは?
みなさんは「対応」という言葉を知っているでしょうか。
ビジネスシーンなどで「仕事相手のやり方に対応する」などと、「対応」という言葉を使った経験があるかもしれません。
一方で、「対応」という言葉を、今回初めて知った人もいるでしょう。
そこで「対応」という言葉の意味を紹介します。
- 「対応」の読み方
- 「対応」の意味1
- 「対応」の意味2
「対応」の読み方
「対応」は「たいおう」と読みます。
特に難しい漢字は使われていないため、読み間違えないようにしましょう。
これを機会に「対応」は「たいおう」と読みましょう。
「対応」の意味1
「対応」という言葉の意味を紹介します。
「対応」には、大きく分けて二つの意味があります。
まず「対応」には、「二つの事物が相対すること」という意味があります。
「左右が対応している」という時は、左と右の事物が相対しているという意味になります。
「対応」の意味2
また「対応」には、「相手に応じること」という意味があります。
一般的には、こちらの意味で使われるケースが多くなります。
「仕事相手のやりかたに対応する」という場合は、相手のやり方に応じるという意味になります。
例えば、仕事相手がAという方法で仕事をしたいようなら、こちらもAという方法で仕事を進めるという意味になります。
このように「対応」には、「二つの事物が相対すること」という意味や、「相手に応じること」という意味があります。
「対応」の類語や類似表現や似た言葉
次に「対応」の類語や類似表現を紹介します。
「対応」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「応じる」【おうじる】
- 「呼応」【こおう】
- 「順応」【じゅんおう】
- 「適応」【てきおう】
「応じる」【おうじる】
「応じる」には、「それに対して行われる」という意味があります。
「対応」とほとんど同じ意味で使われる言葉になります。
例えば「治安の悪化に応じる対策」という場合は、治安の悪化に対して行われる対策という意味があります。
「クレームに応じる対応策」という場合は、クレームに対して行われる何かしらの方策ということになります。
また「敵の呼びかけに、応じる」という時は、敵が「勝負しよう」などと言ってきたとき、それに対して「勝負する」という行為をするということになります。
このように、まず「それ」があり、そのために行われることを、「応じる」と言います。
「呼応」【こおう】
「呼応」には、「他のことに応じること」という意味があります。
例えば、夜、野良猫が急に賑やかに泣き叫ぶことがあります。
一匹の猫が鳴くと、他の猫がそれに応じて泣き始めるためです。
このようなネコの様子を、「鳴き声に呼応する猫たち」などと表現できます。
また役者が舞台でアドリブを演じた時、別の役者がアドリブに応じた芝居をする時も、「アドリブに呼応した演技をする」と言えます。
「順応」【じゅんおう】
「順応」には、「外部の状況に応じて、逆らわずに変えること」という意味があります。
例えば、留学先の学校のルールに合わせ、逆らわずに自分のルールを変えて合わせられた時、「留学先の学校に順応できた」などと言います。
新しい学校、新しい仲間など、新しいグループの中では、これまでにない状況があります。
新しい状況に応じて、逆らわずに自分を変えて、合わせられる人は、「順応」が上手な人と言えそうです。
「適応」【てきおう】
「適応」には、「外部に適合できるように、変わること」という意味があります。
メジャーリーグに挑戦するプロ野球選手は、「適応」の力が問われるとされます。
投手ならメジャーリーグの使用球の特徴である、滑るボールに適合し、自分の投球フォームなどを微妙に変える必要があるでしょう。
バッターなら、日本の投手の投げるボールと違い、ストレートが動くため、動くボールに適合できるよう、自分のバッティングフォームを微調整する必要があるでしょう。
このように、メジャーリーグという外部に適合できるよう、野球選手として自分を変えられる選手は、「適応」の能力が高いと言えます。
「対応」を使った例文や短文など
続いて「対応」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「対応」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「対応」を使った例文1
- 「対応」を使った例文2
「対応」を使った例文1
「敵の攻撃に『対応』し、守備陣形を変える」
この例文は、サッカー観戦が好きな人なら耳にする言葉かもしれません。
サッカーは攻撃時に様々な陣形を取り、相手の陣地に攻めて行きます。
相手チームは敵の陣形に合わせて、守備陣形を変えなければ、攻撃を防げません。
このように、相手の攻撃陣形に合わせて、自分たちの陣形を合わせることを、「対応」と言います。
サッカーや野球、ラグビーのような、相手がいるスポーツで「対応力」が問われるのは、いつでも自分のやり方を貫き通せば、良い結果が出るわけではないためです。
相手の出方に応じて、自分のやり方を変えるような「対応力」が必要になります。
「対応」を使った例文2
「A君は誰に対しても、柔軟な『対応』を見せる」
この例文に登場するA君は、相手に応じて、自分のやり方や、人に接する態度を変えられる人です。
誰に対してもしなやかに、応じる方法を変化できる人は、コミュニケーション力が高い人でしょう。
緊張しやすい人には優しく、アクティブなタイプの人には激しく、話し方などを変えるような「対応」ができる人は、「対応力」が高い人と言えます。
「対応」の英語
「対応」という言葉を英語にすると、どのような言葉になるでしょうか。
「対応」は英語で、“correspondence”(コレスポンデンス)と言います。
“correspondence”には「対応」「通信」「交信」などの意味があります。
「対応」を英語にしたいと思った時は、“correspondence”を使ってみましょう。
「対応」という言葉について見てきました。
「対応」という言葉は、知っているようで、意味が良く分からない言葉かもしれません。
「二つの事物が相対すること」「相手に応じること」という意味があることを知っておきましょう。