「塩対応」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「塩対応」という表現を知っているでしょうか。
神対応という言い回しもありますね。
ここではこの言い回しについて紹介します。
目次
- 「塩対応」とは?
- 「塩対応」の語源や由来
- 「塩対応」の表現の使い方
- 「塩対応」を使った例文と意味を解釈
- 「塩対応」の類語や類義語・言い換え
「塩対応」とは?
「塩対応」というのは対応が素っ気なかったり、冷たかったりするという意味を持ちます。
例えばディズニーランドなどに行った時、キャラクター達とぜひ会いたいですよね。
できればキャラクター達と写真を撮りたい、サインが欲しい、などと思う人もいるのではないでしょうか。
近年キャラグリは人気を博しつつあります。
そのような中で、キャラクターたちから冷たい態度をとられたという人もいると考えられています。
ディズニーのキャラクターと言えば誰もが温かく迎えてくれるのではないかと思いがちですが、中には「次のお客さんが来るから」などと冷たい対応された、現実に引き戻された、などと感想を述べる人たちも珍しくありません。
このような対応を「塩対応」というのです。
- 「塩対応」の読み方
「塩対応」の読み方
「塩対応」という言葉は「しおたいおう」と読みます。
特に難しい言い回しでもありませんから、覚えやすいのではないでしょうか。
「塩対応」の語源や由来
「塩対応」という表現はしょっぱいというところから来ています。
「塩対応」という表現には愛想がない、冷淡で優しくない、などと表現しますが、しょっぱい対応という意味になるのです。
しょっぱいという言葉には塩辛いという意味以外にも表情に不快さが表れているという意味があり、これ以外にも相手を舐めている、相手をなめた態度をとる、という意味になるのです。
例えば、しょっぱいと感じたとき、人間は舌なめずりをしますよね。
これが比喩となり、人を舐めるという表現に変わったのです。
ここから「塩対応」という表現が使われるようになりました。
最初はアイドルがイベントの時にそっけない態度をとったことにより、がっかりしたファンが「塩対応」だと表現したことから広まっていきました。
「塩対応」の表現の使い方
「塩対応」というのは愛想のない対応、そっけない態度、などという意味で使われます。
例えばアイドルとのサイン会や握手会などに行った時、アイドルが温かく迎えてくれるととても嬉しいですが、逆にそっけない態度を取られたりするとショックですよね。
時間が来た瞬間に冷たい態度をとられた、などという経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
コンビニ等の店員さんから「塩対応」をされたという人もいるかもしれません。
日本のサービス精神は世界一とも言われていますが、だからといって全ての定員が暖かくお客さんを迎えるわけではありません。
そのような時にも「塩対応」という表現が使えます。
「塩対応」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「塩対応」を使った例文1
- 「塩対応」を使った例文2
「塩対応」を使った例文1
「コンビニの店員さん、とてもかっこいい人だったのに塩対応で残念だった」
女性がお店などに行った時、かっこいい店員さんがいるとテンション上がるという人もいるのではないでしょうか。
しかし、かっこいいにもかかわらず冷たい対応をされた、などという場合は逆に評価が下がってしまうかもしれません。
せっかくかっこいい顔しているんだから、スマートな笑顔でも見せればモテるだろうに、彼女もいないんだろうな、などと考えてしまうこともあるかもしれませんね。
「塩対応」を使った例文2
「最近彼氏が塩対応で腹立つ」
恋人から「塩対応」をされることもあるのではないでしょうか。
今までとても優しい人だったのに、なんだかいきなりそっけなくなったなどという場合、「塩対応」だといえます。
「塩対応」をされる理由には、気持ちが離れている可能性もありますが、ただ単に外に考え事などをしている可能性もありますので、「塩対応」だからと言って「私のことが嫌いになったのかもしれない」などと考える必要はありません。
「塩対応」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「そっけない」【そっけない】
- 「愛想が悪い」【あいそがわるい】
「そっけない」【そっけない】
そっけない、というのは思いやりがないという意味です。
コミュニケーションがしっかり成り立っていない場合もそっけない態度をとることがあるかもしれません。
RADWIMPSが2018年にリリースしたアルバムの中にも「そっけない」というタイトルの曲がありますね。
「愛想が悪い」【あいそがわるい】
愛想が悪いというのは愛想がないということになります。
「あいそう」ではなく、「あいそ」と読みますが、知っているでしょうか。
人に接するときに好感が持てない表情や言動を取るなどという時に使われます。
「塩対応」をされるととても残念に思いますよね。
自分が接客などをするときには、「塩対応」をしないように心がけたいものです。