「萎縮」とは?意味や使い方!例文や解釈
「萎縮」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「萎縮」という言葉を使った例文や、「萎縮」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「萎縮」とは?
- 「萎縮」の類語や類似表現や似た言葉
- 「萎縮」を使った例文や短文など
- 「萎縮」の反対語
「萎縮」とは?
みなさんは「萎縮」という言葉を知っているでしょうか。
「失敗が続いて、精神的に委縮した」という経験があるかもしれません。
一方で、「萎縮」という言葉を、まるで知らないという人もいるでしょう。
そこで「萎縮」という言葉の意味を紹介します。
- 「萎縮」の読み方
- 「萎縮」の意味1
- 「萎縮」の意味2
「萎縮」の読み方
「萎縮」は「いしゅく」と読みます。
難しい漢字が使われているため、読み間違えないようにしましょう。
これを機会に「萎縮」は「いしゅく」と読みましょう。
「萎縮」の意味1
「萎縮」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「萎縮」には、大きく分けて二つの意味があります。
まず「衰えしなびて縮むこと」という意味があります。
例えば「葉が枯れて、委縮する」という時、「葉が枯れてしまい、衰えしなびて、縮んでしまう」という意味があります。
また病気などにより、体の器官が正常の状態よりも小さく変化し、機能しなくなることも「萎縮」と言います。
「萎縮」の意味2
「萎縮」のもう一つの意味が、「精神的に縮こまる」という意味です。
冒頭の、「失敗が続き、精神的に委縮する」という場合は、「失敗が続いたため、精神的に縮こまり、元気がなくなる」という意味があります。
例えば会議中に、それまで活発に意見を言っていた人が、発言の揚げ足を取られてバカにされてしまった時、精神的に縮こまり元気に発言できなくなるでしょう。
このような時の様子を、「萎縮」と表現することもあります。
一般的には、「精神的に縮こまる」という意味で、「萎縮」という言葉を使うことが多くなっています。
このように、「萎縮」には、「衰えしなびて縮むこと」という意味と、「精神的に縮こまる」という意味があります。
「萎縮」の類語や類似表現や似た言葉
次に「萎縮」の類語や類似表現を紹介します。
「萎縮」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「縮む」【ちぢむ】
- 「萎びる」【しなびる】
- 「ひきつる」【ひきつる】
「縮む」【ちぢむ】
「縮む」には、「しわが寄って狭くなる」「しわがより、短くなる」という意味があります。
例えばウールのセーターを選択した時、しわがよりセーターの生地が短くなることがあります。
このような状態を、「セーターが縮む」と言います。
「萎びる」【しなびる】
「萎びる」には、「水分が乏しくなってしわが寄る」という意味があります。
野菜を放置しておくと、水分が抜けて、野菜の表面にしわが寄ります。
このような状態になった野菜は、「萎びた野菜」と言います。
また、無理なダイエットなどをした後の、表情は、顔の皮膚の水分が抜け、しわが寄っているように見えます。
このような時、「無理なダイエットをすると、顔が萎びるよ」などと表現できます。
「ひきつる」【ひきつる】
「ひきつる」という言葉もあります。
「ひきつる」には、「皮膚が引っ張られるようになる」という意味があります。
「ひきつった笑い」という表現がありますが、「皮膚が引っ張られたような、不自然な笑い」を意味します。
「萎縮」を使った例文や短文など
続いて「萎縮」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「萎縮」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「萎縮」を使った例文1
- 「萎縮」を使った例文2
「萎縮」を使った例文1
「育て方を間違えたのか、プランターの草花が委縮してしまった」
この例文は、ベランダなどで育てたプランターの草花が、枯れたようにしわしわになってしまった様子を文章で切り取ったものです。
本来なら元気に花を咲かせる季節なのに、衰えて萎びてしまった姿を見るのは悲しいことです。
日光量の間違え、与える水分量の間違え、土の栄養成分の違いなど、何かしらの間違いにより、草花は元気を失ってしまったのかもしれません。
このように、草花などが衰えしなびて縮むことに対して、「萎縮」という言葉を使えます。
「萎縮」を使った例文2
「実力はあるから、『萎縮』せず、のびのびとプレーしよう」
この例文は、気持ちが縮こまりがちなアスリートに向けて、コーチがアドバイスを送っている文章になります。
実力があり、練習では非凡なプレーを見せる人が、本番ではまるで実力を発揮できないケースがあります。
このような人は、本番になると精神的に縮こまり、本来の実力を発揮できないのでしょう。
本番でもリラックスしてプレーできるようになれば、すぐに一流の選手になれるかもしれません。
「萎縮」の反対語
「萎縮」と反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
そこで「萎縮」と反対の意味を持つ言葉を紹介します。
- 「伸びる」【のびる】
- 「延びる」【のびる】
- 「背伸び」【せのび】
「伸びる」【のびる】
「伸びる」には、「長さが長くなる」「ピンとなる」という意味があります。
例えば「背が伸びる」という場合は、「体の長さが長くなる」ということになります。
またハンマー投げの選手の記録が「伸びる」時は、「ハンマーの最長記録が長くなる」という意味になります。
「延びる」【のびる】
「延びる」には、「延長する」という意味があります。
「地下鉄が延びる」という場合は、これまでよりも、先まで地下鉄が延長するという意味になります。
「背伸び」【せのび】
「背伸び」という言葉は、みなさんも使ったことがあるのではないでしょうか。
「背伸び」には、「かかとを上げて体を伸ばすこと」という意味があります。
例えば、異性に対してできるだけ身長を高く見せようとする時、かかとを上げて、体を伸ばし、「背伸び」をするかもしれません。
また自分の実力以上に、自分を大きく見せようとする時も、「背伸び」という言葉を使います。
「背伸びして、一ランク上のレベルでプレーする」「背伸びして、大人が集まるカフェに行く」などという使い方をします。
「萎縮」という言葉について見てきました。
「萎縮」には大きく分けて二つの意味があり、「衰えしなびて縮むこと」「精神的に縮こまる」という意味があります。
このような状態になったものを見た時は「萎縮」という言葉を使ってみましょう。