「問題発言」とは?意味や使い方!例文や解釈
「問題発言」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「問題発言」という言葉の理解を深めていきましょう。

目次
- 「問題発言」とは?
- 「問題発言」の表現の使い方
- 「問題発言」の類語や類似表現や似た言葉
- 「問題発言」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「問題発言」の反対語
- 「問題発言」の英語と解釈
「問題発言」とは?

「問題発言」とはその発言から、世間を騒がせたり、発言をした人が社会的な信用を失うことに繋がるようなことを言います。
本人にとっては悪意がない発言であっても、それが大問題となることもあります。
また自分で騒ぎになるとわかった上であえて発言をすることもあります。
いずれにしても、その発言により騒ぎになることは共通しています。
- 「問題発言」の語源や由来
- 「問題発言」の読み方
「問題発言」の語源や由来
「問題発言」とは「問題」と「発言」という二つの言葉が合わせてできている言葉です。
この場合の「問題」とは答えを出させる為の問いという意味ではなく、取り上げて討論、研究する必要がある事柄、世間の関心が集まっている、噂の種といった意味合いになります。
そして「発言」とは言葉を出すこと、意見を言うことという意味です。
つまり「問題発言」とは世間の関心が集まっている言葉、意見ということになります。
どちらかと言えば「暴言」に近いような発言が「問題発言」と言われて物議をかもすことが多い印象です。
「問題発言」の読み方
「問題発言」と書いて「もんだいはつげん」と読みます。
「問題発言」の表現の使い方

「問題発言」とは、世間を騒がせるような発言内容に対して使われることが多い言葉です。
「それは暴言では?」といった内容に対して「〇〇大臣の問題発言ですが、どう思われますか」といった言い方をします。
純粋に「取り上げて討論、研究するべき問題を発言する」という意味でも「問題発言」という言葉の意味には当てはまりますが、一般的には「問題提起」といった言い方をします。
ですから「問題発言」とはやはりそのまま聞き流すことはできない内容である、不適切、暴言といった発言に対して使われることが多いと覚えておきましょう。
「問題発言」の類語や類似表現や似た言葉

言葉の意味が理解できましたところで、「問題発言」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「放言」【ほうげん】
- 「失言」【しつげん】
- 「暴言」【ぼうげん】
- 「妄言」【もうげん】
- 「不適切な発言」【ふてきせつなはつげん】
「放言」【ほうげん】
「放言」とは思ったままを言い放つこと、また何も考えずに無責任な発言のことも言います。
「そんな放言が許される立場だと思っているのか」「またあの人、そんな放言をしたの」などと使います。
「失言」【しつげん】
「失言」とは不都合があること、間違ったことをうっかりと言ってしまうこと、またその言葉、内容のことを言います。
「失言が多い人」「どうしてそんな失言ばかり繰り返すの」「失言を取り消します、すみません」「会議で失言をする」などと使います。
「暴言」【ぼうげん】
「暴言」とは他人を傷つけるような乱暴な言葉のことを言います。
相手を傷つける意思があっての場合と、無意識な発言が結果として暴言になることの両方があります。
発言した本人としては後者の場合は「暴言」というよりは「失言」という認識になるでしょうか。
「暴言を吐くのは止めろ」「あんな暴言、前々から思っていたから口に出たんでしょう」「暴言は全てを失くすよ」などと使います。
「妄言」【もうげん】
「妄言」とは事実や、論理に合わない、でたらめな言葉という意味になります。
また自分の発言をへりくだって言う場合もあります。
「あなたの妄言にこれ以上つき合う時間はない」「妄言を吐くのも程々にしなさい」という風に使います。
また意見をはっきり言った後に深く謝りますという意を込めて「妄言多謝」と言ったり、書いたりすることもあります。
「不適切な発言」【ふてきせつなはつげん】
「問題発言」とは言い換えるならば「不適切な発言」となります。
「不適切」とは取り扱い、対処の仕方がまずい、悪い、ふさわしくないという意味です。
「不適切な発言であったと認めます」「不適切な行動をとってしまいました」「不適切な対応を反省いたします」などと使います。
自分の非を認め反省の言葉を言う時に「不適切」という言葉を使うことも多い印象です。
「問題発言」を使った例文や短文など(意味を解釈)

それでは「問題発言」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「問題発言」を使った例文1
- 「問題発言」を使った例文2
「問題発言」を使った例文1
「彼女は自分が問題発言をしたことに気がついていない」
「問題発言」とは自分が意識して発言したことではなく無意識に何気なく言ったことである場合も多いのです。
その為なぜ自分の発言がこんなにも非難されるのか、問題となっているのかわからないという人もいます。
いずれ周りから言われたり、気がついたりして反省の言葉を述べるという流れになることが多いです。
「問題発言」を使った例文2
「あの人は問題発言が多いから、生放送で出演は避けた方がいいんじゃないだろうか」
「問題発言」が多い人というのは、騒ぎを起こす人というわけです。
テレビ、ラジオ、インターネットなど、生放送の場合は取り消しができませんので避けた方がいいということになります。
またSNSなども同様です。
「問題発言」の反対語

「問題発言」の反対語とはどのような言葉になるのかと言えば、実は明確な反対語、対義語は存在しません。
意味合いから見て考えれば「問題がない発言」「思いやりがある発言」「良い発言」となります。
「問題発言」の英語と解釈

「問題発言」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“problem”(問題)、“statement”(発言)となりますので直訳するならば“problem statement”(問題発言)です。
また“pose a problem”(問題を提起する)とも言います。
いかがでしたでしょうか。
「問題発言」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
無意識に言ったことで、立場や信用を失うこともありますので「問題発言」はしないように、日頃から気をつけておきたいことです。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。