「たゆまぬ」とは?意味や使い方!例文や解釈
「たゆまぬ」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「たゆまぬ」という言葉を使った例文や、「たゆまぬ」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「たゆまぬ」とは?
- 「たゆまぬ」の類語や類似表現や似た言葉
- 「たゆまぬ」を使った例文や短文など
- 「たゆまぬ」の反対語
- 「たゆまぬ」を使った言葉と解釈
「たゆまぬ」とは?
「たゆまぬ」という言葉を知っているでしょうか。
「たゆまぬ努力をしている」人の顔が思い浮かんだ人もいるでしょう。
一方で、「たゆまぬ」という言葉を、まるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「たゆまぬ」という言葉の意味を紹介します。
- 「たゆまぬ」の漢字
- 「たゆまぬ」の意味
「たゆまぬ」の漢字
「たゆまぬ」という言葉を漢字にすると、「弛まぬ」になります。
このように「たゆまぬ」は「弛まぬ」と書けることを覚えておきましょう。
「たゆまぬ」の意味
「たゆまぬ」という言葉の意味を紹介します。
「たゆまぬ」は「たゆむ」の打消し語になります。
「たゆむ」には、「心がゆるむ」という意味があります。
そのため「たゆまぬ」には「心がゆるまない」という意味があります。
また「たゆまぬ」には「なまけることなく」「着実な」などの意味があります。
「たゆまぬ努力」という言葉は、こころをゆるめずに、着実に努力を続けることという意味があります。
「たゆまぬ」の類語や類似表現や似た言葉
続いて「たゆまぬ」の類語や類似表現を紹介します。
「たゆまぬ」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「引き締まる」【ひきしまる】
- 「気が張る」【きがはる】
- 「張り詰める」【はりつめる】
- 「ストイック」【すといっく】
「引き締まる」【ひきしまる】
「引き締まる」には、「心などのゆるみがなくなり、緊張する」という意味があります。
例えば、職場に社長が視察をしにくると、それまでゆるんでいた職場の雰囲気が緊張するかもしれません。
このような時、社長が来て、職場の雰囲気が「引き締まる」と表現できます。
「気が張る」【きがはる】
「気が張る」には、「心にゆとりがなくなる」という意味があります。
例えば、プレゼンの間は、心も体も緊張気味になり、心にゆとりがなくなるため、「プレゼン中は気が張る」と言えるでしょう。
「張り詰める」【はりつめる】
「張り詰める」は「はりつめる」と読みます。
「張り詰める」には、「とても緊張する」という意味があります。
社長が職場に来ただけでも、場が「引き締まる」でしょう。
さらに社長が職場の誰かに説教を始めたら、その場の空気がとても緊張するため、「職場の雰囲気が張り詰める」と表現できるかもしれません。
「ストイック」【すといっく】
「ストイック」はストア学派と呼ばれる、禁欲主義、厳粛主義を言い表す言葉です。
一般的には、「禁欲的な様子」という意味があります。
「ストイックに仕事ばかりしている」という言葉には、禁欲的に遊びもせず、仕事ばかりしているという意味になります。
「たゆまぬ」を使った例文や短文など
次に「たゆまぬ」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「たゆまぬ」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「たゆまぬ」を使った例文1
- 「たゆまぬ」を使った例文2
「たゆまぬ」を使った例文1
「『たゆまぬ』努力を続ければ、いつか夢は叶う」
この例文は、着実に努力を続けることさえできれば、夢が叶うだろうという意味になります。
夢を叶えることは大変で、子供の頃の夢がそのまま叶うようなことは稀かもしれません。
しかし、「たゆまぬ努力」を続けることは、人生を豊かにしてくれるでしょう。
「たゆまぬ」を使った例文2
「マラソンのゴールを目指して、『たゆまぬ』前進を続ける」
この例文のように、フルマラソンを完走することはとても大変なことです。
しかし、嘆いていてもゴールは近づかず、制限時間を過ぎて失格になってしまいます。
ランナーにできることは、一歩ずつ、着実に前進を続けるだけです。
この例文のように、「たゆまぬ前進」を続けていれば、いつかゴールテープを切れる時が来るでしょう。
「たゆまぬ」の反対語
「たゆまぬ」と反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
そこで「たゆまぬ」と反対の意味を持つ言葉を紹介します。
- 「だらける」【だらける】
- 「ゆるむ」【ゆるむ】
- 「気を許す」【きをゆるす】
「だらける」【だらける】
「だらける」には、「だらしなくなる」「しまりがなくなる」という意味があります。
緊張感がなくなった職場では、スタッフの様子にしまりがなくなったり、だらしなくなったりすることがあるでしょう。
このような時、「職場がだらける」などと言います。
「ゆるむ」【ゆるむ】
「ゆるむ」には、「気持ちに締りがなくなる」という意味があります。
忙しい仕事がひと段落すると、気持ちに締りがなくなるでしょう。
このような時、「仕事が終わって、気持ちがゆるむ」と表現できます。
「気を許す」【きをゆるす】
「気を許す」という言葉には、「緊張を緩める」という意味や、「警戒を解く」という意味があります。
例えば、野球の試合などで大量リードしたチームは、「これで勝てる」と思い、緊張を緩めてしまうでしょう。
その結果、逆転されて、緊張を緩めたことを後悔します。
このような時、「大量リードで、気を許し、逆転を許す」などと表現します。
「たゆまぬ」を使った言葉と解釈
「たゆまぬ」を使った言葉を紹介し、その解釈を紹介します。
「たゆまぬ」を使った言葉には、どのような意味があるでしょうか。
- 「たゆまぬ進歩」【たゆまぬしんぽ】
- 「たゆまぬ努力」【たゆまぬどりょく】
- 「たゆまぬ笑顔」【たゆまぬえがお】
「たゆまぬ進歩」【たゆまぬしんぽ】
「たゆまぬ進歩」には、「着実な進歩」という意味があります。
進歩しようという意志が常にあり、心をゆるめることなく前進を続けたことにより、「たゆまぬ進歩」が実現します。
「たゆまぬ努力」【たゆまぬどりょく】
「たゆまぬ努力」は、「たゆまぬ」を使った定型句のような言葉です。
「怠ける事なく、努力を続けること」を「たゆまぬ努力」と言います。
ほとんどの大きな事業や、成果は、「たゆまぬ努力」抜きに語れないのではないでしょうか。
「たゆまぬ笑顔」【たゆまぬえがお】
「たゆまぬ笑顔」という言葉もあります。
常に素敵な笑顔でいられる人を、「彼女はたゆまぬ笑顔を見せてくれる」などと言います。
ビジネスシーンでは、笑顔を続けることもスキルのひとつになります。
ずっと魅力的だと感じられる笑顔を見せられる人は、コミュニケーション能力の高い人と言えるかもしれません。
「たゆまぬ」という言葉について見てきました。
気持ちをゆるめずに、着実に何かをする人を見た時、「たゆまぬ」という言葉を使ってみましょう。