「ほとんど」とは?意味!類語や言い換え
日常でごく普通に使っている「ほとんど」という言葉について、改めて詳しく見ていきましょう。
目次
- 「ほとんど」とは?
- 「ほとんど」の表現の使い方
- 「ほとんど」の英語と解釈
- 「ほとんど」を使った例文と意味を解釈
- 「ほとんど」の類語や言い換え
「ほとんど」とは?
「ほとんど」は、「ほぼ全て」、「大体」(だいたい)、「大抵」(たいてい)といった意味で使われる言葉です。
全部ではないものの、それに近いと表現する時に用いられ、実際にも、そのような意味で使っているケースが多いでしょう。
それで何も間違っていませんが、どれほど全部に近いのかは使った人次第なところがあり、例えば、10のうち9を超えている状態になって、初めてこの「ほとんど」と表現する人も居れば、8程度で、もう「ほとんど」と使う人も居ます。
その為、それなりにアバウトな表現だと考えることができます。
「ほとんど」の表現の使い方
この「ほとんど」は、改めて意味を考えることはまずない言葉だと言っていいでしょう。
その為、使い方も改めての説明は不要かも知れませんが、「ほとんどの人が賛成だった」といった名詞としての用い方と、「ほとんど無理だと思っていた」のように副詞として使うことができる言葉です。
しかし、実際には、そのどちらで使っているかを考えながら用いることもあまりないので、それほど気にする必要もありません。
「ほとんど」の英語と解釈
「ほとんど」を英語で表現するなら、“almost”が適しています。
“It was almost gone when I went.”で、「行った時にはほとんど無くなったいた」と解釈できます。
もしくは、“most of”という表現も同様に使うことができ、“In japan, most of the cars manufactured by TOYOTA.”とすると、「日本のほとんどの車はトヨタ製だ」となります。
このように、特定の対象に使う場合には、こちらの“most of”の方が向いています(“almost”でも、間違いではありません)。
「ほとんど」を使った例文と意味を解釈
「ほとんど」を使った例文と、その意味の解釈です。
先ほどの名詞と副詞の両方で使っている例です。
- 「ほとんど」を使った例文1
- 「ほとんど」を使った例文2
「ほとんど」を使った例文1
「そんなことはできない人がほとんどだと思う」
名詞で使っている例になり、大抵の人にはそれはできないだろうと考えていると使っています。
具体的にどの程度の割合を指しているのかといった細かい部分は、そう使った人次第です。
「ほとんど」を使った例文2
「これで、ほとんど欲しい物は揃った」
大体の欲しい物は揃ったと、副詞として用いています。
「全部」ではない表現の為、まだ揃っていないものもあるという意味も込められています。
「ほとんど」の類語や言い換え
「ほとんど」は、上に挙げた「大体」、「大抵」と言い換えることができますが、その他にもいくつか同様の意味の言葉があります。
- 「大半」【たいはん】
- 「大方」【おおかた】
「大半」【たいはん】
「大半の人はそんな漢字は読めない」のような形で、「ほとんど」と同じ意味で使えます。
全部ではないというニュアンスも一緒に含まれています。
「大方」【おおかた】
「もう大方終わったところだ」といったような使い方になり、こちらも「ほとんど」の言い換え表現になります。
この例のように、作業関係に対して使うのに向いていますが、「大方の人は~」のように用いても問題ありません。
「ほとんど」は、全てではないがそれに近いと表す為の表現です。
言い換えられる言葉も多いので、それらと共にその状態に対してうまく使ってください。