「メタ的思考」とは?意味!徹底解説
最近、ビジネス業界で時折耳にする「メタ的思考」というキーワードがあります。
この言葉の意味を正確に理解しないままに、受け流している人もいるかもしれません。
そこで今回は、この「メタ的思考」についてフォーカスしてみたいと思います。
目次
- 「メタ的思考」とは?
- ビジネスにおける「メタ的思考」
- 「メタ的思考」と「ロジカルシンキング」の違い
- 「メタ的思考」の「メタ」とは?
- 「メタ的思考」はトレーニングで高めることができる
「メタ的思考」とは?
「メタ的思考」とは「物事や問題を上から見下ろすように客観的な視点で(=俯瞰的に)考えていく思考法」のことを意味しています。
ケースによっては、「メタ認知」という用語で使われることもありますが、イメージとしては、「自分が鳥になり空から自分を含めて周囲の状況を上空から客観的に全体の状況を把握しながら考えていく」といったような思考パターンをイメージすると理解しやすくなります。
ビジネスにおける「メタ的思考」
ビジネスにおいて「メタル的思考」は、課題となる物事の表面的な現象を見るのではなく、一歩引き下がり、全体を見ることで、課題の原因となる要因を把握するような場合に使われます。
また、プレゼンをするような場面や、商取引の時でも「メタ的思考」を取り入れることで、自分の視点レベルでは見えなかったことも把握することができるようになります。
「メタ的思考」と「ロジカルシンキング」の違い
「メタ的思考」は「俯瞰的に物事に見る思考法」ですが、「ロジカルシンキング」は、「問題を1つずつ要素単位に分けて整理し結論を導き出す思考法」を指しています。
この思考法によって、分かりやすい説得力のある伝え方をすることができますので、この「ロジカルシンキング」と「メタ的思考」は、ビジネスの中での思考法として、高い効果を持つ思考法と言えます。
「メタ的思考」の「メタ」とは?
「メタ」とは、「高次の」、「超」という意味合いを持つ言葉で「メタ的思考」では、「普段の視点ではなく、さらに高い次元から物事を見る」という意味合いがあります。
「メタ的思考」はトレーニングで高めることができる
「メタ的思考」の意味を知ると実践することが難しく感じるかもしませんが、トレーニングすることで、この思考法を身に付けることができます。
一番手っ取り早いやり方は、「自分が上司だったら、どのように考えるか?」という思考法で物事を見るようにすれば、理解しやすくなってきます。
問題が目の前に立ちはだかると、どうしてもそのことばかり気になってしまい、大局的な物の見方ができなくなってしまいます。
そのようなことから、「メタ的思考」は日頃からのトレーニングがとても重要になって来ると言えます。
ビジネスの世界では、色々な出来事が数多くあります。
上手く行くこともあれば、大きな問題にぶつかることも日常茶飯事です。
大切なことは、その時に冷静な対処ができるようにすることです。
その時にこの「メタ的思考」が、大きな効果を発揮することになります。
しかし、この思考法を実践するためには、日頃から客観的に物事を観察できるように習慣づけておくことが大切です。