「さいてょ」とは?意味!その他の言い方も解釈
「さいてょ」とは、綴りのミスから生まれた言葉で、その響きも手伝って、本来の対象を揶揄する為に使われています。
目次
- 「さいてょ」とは?
- 「カイエン青山」とは?
- 「斎藤佑樹」について簡単に解釈
- 「マカン鎌ヶ谷」とは?
「さいてょ」とは?
さいてょは、プロ野球の日本ハムファイターズに(2019年現在)所属している斎藤佑樹投手のことを指す言葉です。
何故そのように呼ばれるようになったという由来は、あるファンの女性が斎藤投手の応援の為に「SAITHO」と書いた旗を振っていたことからです。
正しくは「SAITOH」と書くべきでしたが、「O」と「H」が逆になっています。
このままローマ字として変換すると「さいてょ」となる為、テレビでこれが放送されたのを見ていた人が面白がり、同投手のこととして使うようになりました。
そのいかにも馬鹿にしているように聞こえる響きから、同投手が打たれたり、あまりよくない報道があった際などに使われることが多いです。
「カイエン青山」とは?
これも、同じく斎藤佑樹投手のことを指して使う言葉です。
元ネタは、同投手がプロ野球に入団した直後に、「カイエンに乗りたい」、「青山に土地を買いたい」などと発言していたことからです。
カイエンとはポルシェから発売されているSUVの高級車で、青山は東京の中でも地価が高いことで有名です。
よって、これらの発言は、これからプロ野球で活躍し、そのようなことができるようにという意味だったと思われますが、とてもそこまでの活躍をしているとは言えない姿から、この表現が同投手の揶揄に使われるようになったという経緯です。
「斎藤佑樹」について簡単に解釈
斎藤佑樹投手は、かつて甲子園で、大リーグで(2019年現在)活躍している田中将大投手に投げ勝ったほどの実力の持ち主で、3年生の夏に早稲田実業高校で全国制覇を成し遂げました。
高校から直接プロ入りはせず、早稲田大学に進学し、その後、日本ハムファイターズにドラフト1位で入団しましたが、プロ入り後は今ひとつパッとせず、2011~2018年の8年間で15勝(24敗)という成績に留まっています。
「マカン鎌ヶ谷」とは?
これもまた、斎藤佑樹投手の揶揄の為に使われている言葉です。
語源は、同投手が懇意にしてもらっているベースボール・マガジン社の社長に、前述のカイエンが欲しいと頼んだところ、さすがにそこまで高い車(カイエンは約2000万円もします)は貰えず、同じくポルシェのマカンという車に落ち着いたそうです(この車でも、800万円は下りません)。
そして、その車が日本ハムファイターズの二軍の練習場である千葉の鎌ヶ谷グラウンドに通う為に使われていることから、「マカン鎌ヶ谷」という言葉が生まれました。
プロ野球選手が個人的にこのような利益供与を受けることは、決して褒められたものではなく、場合によっては球団から処分の対象になることさえあります。
このことから、かつての甲子園のスターも堕ちたものだ(そんな車さえ自分で買えないのか、いい大人が恥ずかしくないのか)と、成績以上に揶揄されることになってしまいました。
斎藤佑樹投手は、プロ入りした直後はどれだけ活躍するのか期待されていただけに、とても優秀とは言えない成績や、先のマカンの件などから、今ではここで紹介した色々な蔑称で表現されるような存在となってしまっている次第です。