「コトメ」とは?意味!表現の使われ方
この「コトメ」は若者言葉のようですが、それより多少高い年齢層の女性が主に使っている言葉です。
目次
- 「コトメ」とは?
- 「コトメ」の語源や由来
- 「コトメ」を使った例文と意味を解釈
- 「スカッとする話」のおけるコトメ
「コトメ」とは?
コトメは、小姑(こじゅうと)のことを指して使う言葉です。
小姑とは、妻や夫の姉妹を指す言葉で、主に妻側から見た夫の姉妹に対して使われています。
言葉の響きから分かるように、もちろんいい意味で使っている訳はなく、その存在がうざったい、邪魔だといったようなことを表現する際に用いられるのが一般的です。
「コトメ」の語源や由来
コトメの語源は、「姑」(しゅうとめ、妻や夫の母)を略して作られた「トメ」という言葉からきています。
それに「小」(コ)と付けたものが「小姑」なので、「コトメ」という言葉となりました。
同様、「舅」(しゅうと、妻や夫の父)は「ウト」と表現され、その舅と姑をまとめた「ウトメ」という言葉も存在しています。
これらの言葉を使うのは、ほとんど妻側だと考えていいでしょう。
「コトメ」を使った例文と意味を解釈
コトメを使った例文と、その意味の解釈です。
対象になる小姑に対していい意味で使うことはない言葉だと覚えておきましょう。
- 「コトメ」を使った例文1
- 「コトメ」を使った例文2
「コトメ」を使った例文1
「先週から、突然やってきたコトメが家に居候している」
夫側の妹、もしくは姉が家にやってきていると言っています。
妹であれは義妹、姉なら義姉になりますが、そう長く居座られてはたまったものではありません。
しかし、あまり強く出ることもできないのが現実で、こんなことが続くと、妻側には大変なストレスの元となるのは間違いないでしょう。
「コトメ」と呼んでいる時点で、目に見えてそれが分かるというものです。
「コトメ」を使った例文2
「旦那はすごくいい人だけど、トメやコトメは好きになれない」
妻側から見て、このようなことは決して少なくないようで、似たような発言がSNSなどでたまに見られます。
この妻と姑、小姑という問題は、永遠のテーマなのかも知れません。
「スカッとする話」のおけるコトメ
「スカッとする話」とは、いかにもありそうな嫌な出来事ながら、最後にスカッとする終わり方をする話のことで、「痛快TV スカッとジャパン」というテレビ番組の中のコーナーとしても有名です。
このような話には、「コトメ」が登場するものも多く、例えば、同居しているコトメにいつも弁当を作ってあげているのに、それが不味いやワンパターンなどと言われることに対して妻が復讐したという話があります。
続きですが、その妻は、ある時コトメにいつもの弁当として、ゴムでできたゴキブリや毛虫だらけのものを持たせてやったといったものでした。
確かにスカッはしますが、その後が心配な気もしてしまいます。
小姑を「コトメ」と呼ぶ時点で、いい感情から使っている訳ではないと解釈していいでしょう。
嫁と姑の問題はよく聞きますが、年が近い分、小姑の方が厄介だというケースも少なくないようです。