「チャリンカス」とは?意味・違法行為になることも?など詳しく解説!
自転車は免許こそ必要としませんが、道路交通法上、軽車両という扱いです。
乗り方によっては、立派な違法行為になることを忘れてはいけません。
目次
- 「チャリンカス」とは?
- 「チャリンカス」の概要
- 「チャリンカスの民度がヤバイ」とは?
「チャリンカス」とは?
チャリンカスとは、自転車の俗称の「チャリンコ」に掛けて、その自転車でいい加減な乗り方をする人間に対して使う言葉です。
自転車は、冒頭のように特に免許を必要とせず、誰でも気軽に乗れる乗り物です。
しかし、乗るからにはきちんとルールやマナーを守るのが当然ですが、それができていないことから、「カス」のようだという意味で、この「チャリンカス」と呼んでいます。
「チャリンカス」の概要
チャリンカスと呼ばれる人間は、主に以下の自転車におけるルールや法律に違反している場合が多いです。
ルールやマナーと呼ばれるものはまだしも、法律違反は立派な違法行為となることを覚えておくべきです。
- 「逆走チャリンカス」
- 「夜間無灯火のチャリンカス」
「逆走チャリンカス」
現在の道路交通法では、そこが歩道と明らかに分かる場合(車道との区別ができる柵や段差があるような場合です)以外は、自転車は必ず左側を走行しなくていけません。
これに違反すると、道路交通法により、5万円以下の罰金が科せられてしまいます。
それでも、平気で右側を走行している自転車がよく見られます。
それが、この「逆走チャリンカス」です。
バイクや車の場合、運転には免許が必要で、その取得の為の講習や試験では、必ず左側を走るように教えられます。
自転車は免許が必要ではないことから、こんな道路交通法の基本さえ分かっていないような、文字通り「カス」のような人間が多いのには困ったものです。
バイクや車と比べて、自転車だと見逃されがちですが、警察に捕まれば、先のような罰金刑が待っています。
悪質な常習犯ともなると、それどころでは済みません。
この自転車で右側を走るという行為は違法だという認識が、もっと深まらないといけないのは言うまでもありません。
「夜間無灯火のチャリンカス」
具体的な時間は季節にもよりますが、明らかに暗くなっている時間にも関わらず、ライトを点けずに走る自転車が見られます。
これは無灯火運転になり、法律上の規制こそありませんが、自分が危ないだけでなく、他の人や自転車、車などにとても迷惑になる行為です。
今では暗くなると、自動でライトが点く自転車がほとんどになっていますが、古い自転車では自分で点けないといけないタイプが多く、それが面倒なのか、夜でもライトを点けていない「夜間無灯火のチャリンカス」がまま見られます。
何より、他人に迷惑になるということを一番に考えないといけません。
「スマホしながらのチャリンカス」
片手でスマホを操作しながら自転車に乗っているような人間が、この「スマホしながらのチャリンカス」と呼ばれます。
これも、即違法行為とはならないものの、危険極まりない行為です。
いわゆる「歩きスマホ」でさえ、これだけやめるようにとテレビなどで盛んに言われている中、自転車でそれを行うとは、言語道断としか言えません得ません。
自転車の乗り方として、完全に問題外であり、2017年12月に歩行者にぶつかり、死亡事故を起こしてしまった女子大学生がニュースになりましたが、正にこの「スマホしながらのチャリンカス」から起きた事故でした。
「チャリンカスの民度がヤバイ」とは?
ここまでに挙げてきた、チャリンカスと呼ばれる運転を平気でしてしまうような人間は、民度からして低いと言っている表現です。
民度とは、人間としての水準と表現できる言葉で、つまり、まともな教育を受けていないのではないか、どんな親に育てられたのか(親からしてまともではないのか)、犯罪者まがいの人間なのではないかといったような意味で、馬鹿にして使っていると考えて構いません。
自転車とは言えど、車両に乗っているという認識をもって運転しなくてはいけません。
特に右側走行に関しては、完全に違法行為になるときちんと覚えておくべきでしょう。