「オーバーラップ」とは?意味!様々な意味
「オーバーラップ」は、色々な場面で用いられる言葉です。
その場面ごとに意味が異なってくるので、下手に1つの意味を知っていると、違う場面で使われた際に反って混乱してしまうかも知れません。
目次
- 「オーバーラップ」とは?
- 「サッカーにおけるオーバーラップ」とは?
- 「映画におけるオーバーラップ」とは?
- 「美容におけるオーバーラップ」とは?
- 「溶接におけるオーバーラップ」とは?
- 「記憶におけるオーバーラップ」とは?
- 「遊戯王におけるオーバーラップ」とは?
「オーバーラップ」とは?
オーバーラップは、主に以下で挙げる5つの使い方がある言葉で、基本的な解釈としては、「オーバー」(重なる、越える)と付いているように、対象に何が重なったり、それを越える場合に使うと考えていいでしょう。
その対象が使われ方によって全く異なるところが、この言葉の難しさです。
「サッカーにおけるオーバーラップ」とは?
サッカーにおけるオーバーラップとは、ボールを持っている味方の選手の前に出て、敵陣に向かって上がっていくことです。
これによって戦略の幅が広がり、色々な攻撃に繋がることができます。
「映画におけるオーバーラップ」とは?
映画(他の映像作品も含みます)の編集で使われる専門用語としてのオーバーラップとは、現在の映像を序々に薄くしていくと同時に、それに被せて別の映像が序々にはっきりしてくる合成技術のことです。
いきなり切り替わるのではなく、このような替わり方をする映像はテレビ番組でもよく見られます。
「美容におけるオーバーラップ」とは?
美容で使うオーバーラップには、二種類の使い方があります。
まずは、カールさせた髪を重なり合わせることです。
そのようなヘアスタイルをオーバーラップカールと呼び、色々なスタイルのアレンジがあります。
もう1つは重ね塗りのことで、あまり色々な化粧品をオーバーラップさせると肌によくないなどと用いる言葉です。
「溶接におけるオーバーラップ」とは?
溶接作業におけるオーバーラップとは、溶接の為の金属がきちんと母体と融合しておらず、それだけで重なってしまうことです。
こうなってしまうと、溶接自体の強度が保てない為、一度剥がしてやり直す必要があります。
「記憶におけるオーバーラップ」とは?
何かのきっかけにより、忘れかけていたことが序々に思い出されてきて、そのきっかけとなった出来事などと重なることを記憶のオーバーラップと言います。
例を挙げると、初めて走ったつもりの山道で、そういえば昔似たような道を走ったことがあったと思い出してきて、確かにそうだったと気付いたという現象です。
「遊戯王におけるオーバーラップ」とは?
これはおまけになりますが、「遊戯王 デュエルモンスターズ」という漫画が原作の人気アニメの主題歌に、「OVERLAP」(オーバーラップ)という曲が使われていたことがありました。
このアニメは全224話で終了しましたが、第190~224話で使われていた主題歌がこの曲でした。
尚、これ以外にも4曲がそれまでに使われています。
「オーバーラップ」は、基本的には何かに重なる、またはそれを越えることだと覚えておけば、どんな場面で使われていても、何となく意味が分かるでしょう。
ただし、上で挙げた歌のタイトルなどの固有名詞の場合はその限りではありません。