「夢物語」とは?意味!概要や表現の使い方
この「夢物語」は、ビジネスで使うこともある言葉なので、きちんとした意味と使い方を覚えておきましょう。
目次
- 「夢物語」とは?
- 「夢物語」を使った例文と意味を解釈
- 「夢物語」の類語や言い換え
「夢物語」とは?
「夢物語」(ゆめものがたり)は、「夢のような話」という意味で使います。
例えば、「今日買った宝くじで1億円が当たるから、それで家でも建てるよ」などと言った人に対し、「そんなのどう考えても夢物語だ」といった形で使う表現です。
ビジネスでも、全てがうまくいくことを想定している(現実的に、とてもそれは難しいと考えられる場合です)ような資料に、「こんな夢物語のようなことにはならないだろう」と使うという具合です。
ちょっとした夢のようなことに対して使う表現ではなく、短くても1つの話として成り立つ程度の事柄が対象になります。
先の例の「今日買った宝くじで1億円が当たるから、それで〜」が、「1億円が当たるから」までだった時には、「夢物語」とは使わず、「そんな夢ばっかり見て」のように返す方が自然です。
「夢物語」を使った例文と意味を解釈
「夢物語」を使った例文と、その意味の解釈です。
自分ではそれなりの(達成できる)自信があることに、そのように使われてしまう場合も少なくありません。
- 「夢物語」を使った例文1
- 「夢物語」を使った例文2
「夢物語」を使った例文1
「いい加減、夢物語ばかり言ってないで、きちんと現実を見るべきだ」
現実味のない夢のような話ばかりしている相手に対して、少し厳しく諭している例文です。
「夢」の反対の意味になる言葉は「現」(うつつ)で、現実のことを指します。
その現実から逃げるように、それとは反対の夢のような話ばかりしているのもいい加減にするべきだと言っている例になります。
「夢物語」を使った例文2
「皆はそんなことは夢物語だと言うが、決して実現できないとは思っていない」
自分では実現できる可能性が充分にあると考えている内容でも、人からはそんなのは夢物語だろうと思われてしまうこともあるものです。
それが逆に奮起に繋がることも多いですが、誰にでもそのように言われてしまうような時には、一度考え直すことも大切です。
自分が実現できると思っているだけで、客観的にとても無理な内容だという場合もあるからです。
「夢物語」の類語や言い換え
夢物語を別の言葉で表現する場合には、以下がよく用いられます。
- 「絵に描いた餅」(えにかいたもち)
- 「机上の空論」(きじょうのくうろん)
「絵に描いた餅」(えにかいたもち)
何の役にも立たないという意味で使う表現です。
言葉の通り、絵に描いた餅では、それを食べることはできません。
そんなものには何の意味もないという解釈から、夢のような話を語る人に、「そんな話は絵に描いた餅のようなものだ」(そんな夢のような話は何の意味もない)のように使ってください。
「机上の空論」(きじょうのくうろん)
頭の中ではうまくいくと考えている内容が、実際にはできるはずがない場合に対して使います。
夢のような話ばかりする人に、「そんな話は机上の空論に過ぎない」と返すような使い方になり、かなり近い意味の言葉だと考えていいでしょう。
夢物語を語るのが悪いとは言いませんが、本気で考えていることに対してそう言われてしまった時には、一度考え直してみることも大切です。