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「バーター」とは?意味や使い方!例文や解釈

「バーター」という言葉の意味や使い方を紹介します。

さらに「バーター」という言葉を使った例文や、「バーター」の類語を紹介して行きます。

バーター

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目次

  • 「バーター」とは?
  • 「バーター」の類語や類似表現や似た言葉
  • 「バーター」を使った例文や短文など
  • 「抱き合わせ商法」について

「バーター」とは?

「バーター」とは?

みなさんは「バーター」という言葉を知っているでしょうか。

「君の仕事を手伝うから、来週の出張をバーターで行ってくれない」などと言われた経験があるかもしれません。

一方で、「バーター」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。

そこで「バーター」という言葉の意味を紹介します。

  • 「バーター」の英語
  • 「バーター」の意味
  • 「バーター」の意味2

「バーター」の英語

「バーター」という言葉を、英語にすると、どのような言葉になるでしょうか。

「バーター」は英語で“barter”になります。

そもそも“barter”という英語が元になり、「バーター」というカタカナ語が生まれているため、“barter”という英語を知っておきましょう。

「バーター」の意味

「バーター」には、どのような意味があるでしょうか。

「バーター」には「物々交換」という意味があります。

先ほど紹介した、“barter”には「物々交換」という意味があります。

「バーター」という言葉で交換するものは、物に限定せず、人材やサービスというケースもあります。

「君の仕事を手伝うから、来週の出張をバーターで行ってくれない」と頼んでいる人は、「仕事を手伝う」というサービスと、「出張に行く」というサービスを「物々交換してください」と頼んでいることになります。

このように「バーター」には「物々交換」という意味があります。

「バーター」の意味2

「バーター」にはもう一つの意味があり、芸能界で使用されています。

芸能界で使う「バーター」は、“barter”が語源ではなく「束」が語源になっています。

「束」「たば」を逆さ読みにすると「ばた」「ばーたー」になり、「バーター」という言葉が生まれています。

芸能界は「六本木」「ギロッポン」というなど、逆さ読みをする風習があるため、このようなおもしろい言葉が生まれています。

この場合の「バーター」には、「束で売る」「抱き合わせ出演」の意味があります。

例えば、バラエティ番組の司会をAプロダクションのタレントがする時、出演者の何人かをAプロダクションの若手タレントを「抱き合わせ出演」させる時、「司会者のバーターで、若手タレントを出演させる」と言います。

このように「バーター」には、「束で売る」「抱き合わせ出演」という意味があります。

「バーター」の類語や類似表現や似た言葉

「バーター」の類語や類似表現や似た言葉

次に「バーター」の類語や類似表現を紹介します。

「バーター」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。

  • 「物々交換」【ぶつぶつこうかん】
  • 「抱き合わせ」【だきあわせ】

「物々交換」【ぶつぶつこうかん】

「物々交換」という言葉があります。

「物々交換」には、「物と物とを交換する」という意味があります。

かつて貨幣が無かった頃は、「ジャガイモとキノコを交換する」というように、「物々交換」で必要な物を手に入れていたと言われています。

特に農村と漁村で「物々交換」すると、農村は魚や貝などを手に入れられ、漁村は農作物を手に入れられるというメリットがあります。

「抱き合わせ」【だきあわせ】

「抱き合わせ」という言葉があります。

「抱きが合わせ」には、「抱き合うようにする」「組み合わせる」という意味があります。

また「よく売れる物と、売れないものを組み合わせて売る」という意味があります。

後者の意味では「セット販売」と同じ意味で使われます。

例えば、すぐに売れ切れてしまう人気商品と、売れ行きが良くない商品を組み合わせて売ると、売る側は売れ行きの良くない商品を売れて、買う側は売り切れそうな商品を手に入れられるというメリットがあります。

「バーター」を使った例文や短文など

「バーター」を使った例文や短文など

「バーター」という言葉を使った例文や短文を紹介します。

「バーター」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。

  • 「バーター」を使った例文1
  • 「バーター」を使った例文2

「バーター」を使った例文1

「徹夜明けに焼肉をご馳走してもらい、『バーター』だと感じる」

この例文に登場する「バーター」には「物々交換」という意味があります。

上司の命令で、徹夜で仕事をした分の、「労働力」と、「焼肉代金」が、まるで物々交換のようだと感じたため、「バーター」という言葉を使っています。

このような例は、ビジネスシーンでは多くなりそうです。

例えば、面倒な仕事を終えた後で部署の飲み会を開き、スタッフが会社のお金で飲み食いができるのは、面倒な仕事と飲食費の「バーター」と考えられるでしょう。

「バーター」を使った例文2

「ドラマの主演俳優と同じ事務所の若手俳優が『バーター』で出演する」

この例文は芸能界で良くある風景を切り取ったものです。

ほとんどのテレビドラマでは、主演俳優と同じ事務所の若手俳優が、多数出演しています。

主演俳優を出演させる代わりに、無名の若手俳優も使ってもらいたいという事務所の意向が通った形になります。

若手俳優は、主演俳優に恩義を感じ、自分が引く手あまたの役者になった時に、自分の作品に今度は「バーター」で出演してもらいたいと思うかもしれません。

また自分が事務所の看板を背負い、次世代の、若手の面倒をみようと感じるかもしれません。

「抱き合わせ商法」について

「抱き合わせ商法」について

「バーター」には「抱き合わせ」という意味が含まれています。

売れ行きの良い商品と、売れ行きの悪い商品をセット販売することを「抱き合わせ商法」と言うことがあります。

しかし、「抱き合わせ商法」が過度になると、人気のある商品を提供している企業の売り上げが下がったり、必要のない商品を交わされた消費者に不利益が出ることがあります。

そのため、「抱き合わせ商法」が法に触れてしまうケースもあります。

「AとBという商品がセットで売られる理由がある」「AとBを個別で購入する方法がある」など、いくつかの条件をクリアしないと、「抱き合わせ商法」により罰せられる可能性もあります。

icon まとめ

「バーター」という言葉について見てきました。

「物々交換」に関する文章を作る時、芸能界の「抱き合わせ出演」に関する話をする時等に、「バーター」という言葉を使ってみましょう。