「ファンブル」とは?スポーツにおける意味とゲームにおける意味・ゲームでの反対語についても解説!
ファンブルとは、元はスポーツで違反やミスになってしまう行為に対して使われていた言葉ですが、ゲームでもそこから転じた意味で使われることがあります。
目次
- スポーツにおける「ファンブル」とは?
- ゲームにおける「ファンブル」とは?
- ゲームにおける「ファンブル」の反対語
- 「稀代のファンブラー」とは?
スポーツにおける「ファンブル」とは?
ファンブルは、スポーツの球技で「お手玉」してしまうことに使われる言葉です。
例えば、野球でフライをグラブに一度は当てながらも落としてしまうことや、バスケットボールでパスがうまく取れず、弾いてしまうことなどに対して用いられます。
それによって、野球では本来はアウトになったところがそうはならなくなるなど、多少なりとも不利になるのは間違いなく、このファンブルはできればしないに限ります。
ゲームにおける「ファンブル」とは?
ゲームで使われるファンブルは、致命的な失敗を意味して使われます。
主に「ダンジョンズ&ドラゴンズ」に代表されるテーブルトープタイプのRPGで用いられる言葉で、ダイスロール(サイコロを振ること)によって何かが決まる際に、一番出してはいけない目が出てしまったという場合です。
これをやってしまうと、まず実害が出るようになっています。
ゲームの種類やシナリオによってルールが異なるので一概には言えませんが、例えば、敵との交戦中にダメージの決定に6面体のサイコロを2つ使うとします。
ここで「1」を2つ出すとファンブルによって、無条件で自分が死んでしまうといった具合です。
ファンブルに対する罰則は、ほとんどの場合でかなり厳しく設定されています。
ゲームにおける「ファンブル」の反対語
ゲームでファンブルの反対は、「クリティカル」という言葉になります。
先の例でサイコロ2つによってダメージの決定の際に、「1」が2つはファンブルで無条件で負けになり、その他の場合は合計値に武器の攻撃力を足した数値がダメージになるとします(サイコロが「2」と「5」で、武器の攻撃力が「3」であれば、10のダメージという具合です)。
そして、ここに「6」が2つ出れば、その時点で相手を倒せるといった「クリティカル」のルールが加わると考えてください(必ずそのようなルールがある訳ではありません)。
「ファンブル」があれば、この「クリティカル」もあるのが普通です。
尚、スマホゲームなどでも、確率で通常の攻撃より大きなダメージを与えられる攻撃に対して使われる場合がある言葉です。
これは、ドラゴンクエストシリーズの「会心の一撃」が有名です。
「稀代のファンブラー」とは?
この「稀代のファンブラー」は、ありえないほどの確率でファンブルを出してしまう、とても運のないプレイヤーに付けられてしまった不名誉な称号です。
現在では、刀剣乱舞のテーブルトークタイプのゲームにおいて、田中膝丸と呼ばれているプレイヤーがこのように呼ばれていますが、彼は本当にとんでもない確率でファンブルを出すというある意味奇跡的なプレイによって、一部では有名人となっています。
ファンブルは、スポーツの世界でも要は失敗になってしまいますが、ゲームの世界ではそれどころではなく、最悪の失敗を意味すると覚えておきましょう。