「パヨク」とは?意味・「ネトウヨ」との違い・注意点まで詳しく解説!
この「パヨク」は、最近ではSNSでもよく見掛けるようになりましたが、実は意外な所から発祥した言葉です。
目次
- 「パヨク」とは?
- 「パヨク」の概要
- 「ネトウヨ」と「パヨク」の違い
- 「パヨク」を使う際の注意点
「パヨク」とは?
パヨクとは、2015年11月に突如ネット上で見掛けるようになった言葉です。
主に2ちゃんねる内で使われていましたが、現在ではその他の場所でも平気で使われるようになりました。
その語源となったのは、元アイドルで、現在では実業家で政治活動家でもある千葉麗子氏が、自分とは思想の異なる(彼女は保守である右派・右翼思想です)ある男性を「ぱよぱよ」、「ぱよぱよちん」などと呼んでいたことからです。
ここから発展して、いつしか左派・左翼の人間を指して「パヨク」と呼ぶようになりました。
「ヨク」の部分が「翼」と引っ掛かっているので覚えやすく、右派・右翼から見て、左派・左翼を揶揄するのにちょうどいい(もちろん悪い意味で)響きがあることから、右派・右翼の人にすぐに定着し、現在でも広く使われています。
「パヨク」の概要
「パヨク」の初出は定かではありませんが、上の千葉氏の発言がクローズアップされなければ、誕生していなかった言葉だと言えるでしょう。
また、この「パヨク」には「左翼」という意味と共に、その発音が韓国語や韓国人の名前のようにも聞こえる為、韓国人で半日活動に励む(左派に含まれる)人たちに使うこともあります。
「ネトウヨ」と「パヨク」の違い
ネトウヨは、パヨクの逆で、右派・右翼の人に対して、左派・左翼の人が揶揄して使う言葉です。
「ネト」は「ネット」のことで、ネットでしか物が言えない連中だという意味が込められており、「ウヨ」はそのまま「右翼」を略した表現です。
森友問題に始まった、一連の安倍総理に対する疑惑があった際に、執拗に安倍総理を擁護していた人たちがよくそのように呼ばれていました。
先の韓国人のことに使う場合を除き、この「パヨク」や「ネトウヨ」と呼ばれるような人たちのほとんどは、共にネット上でしか活動していないと言っていいでしょう。
よって、政治活動家とはまた別だと考えて構いません(そこまでの信念はなく、ネットの中でそのような言葉を使って面白がっているだけの人が多いです)。
「パヨク」を使う際の注意点
パヨクは、今やSNSでもよく見掛ける言葉ですが、無闇に使うのはおすすめできません。
それは、左派・左翼といった意味の他に、一部の韓国人を表現する言葉でもあるからです。
下手に使ったことで、そのような韓国人を馬鹿にした発言と思われてしまうことがあるので、使うシチュエーションには注意が必要になります。
パヨクはその響きから、右派・右翼の人たちが、左派・左翼を揶揄する為の言葉だとすぐに理解できるでしょう。
しかし、そのように使う人は「ネトウヨ」の人がほとんどの為、思想こそ正反対ながら、大して変わるものではない(共にネットの中で物を言っているだけ)とも言われています。