「カルマ」とは?意味や使い方!例文や解釈
「カルマ」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「カルマ」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「カルマ」とは?
- 「カルマ」の表現の使い方
- 「カルマ」の類語や類似表現や似た言葉
- 「カルマ」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「カルマ」の反対語
- 「カルマ」の英語と解釈
「カルマ」とは?
「カルマ」とは体、言葉、心による人間の働き、行為のことを言います。
人が担っている運命、制約のことで、主に悪い運のことに使う言葉です。
- 「カルマ」の語源や由来
- 「カルマ」の読み方
「カルマ」の語源や由来
「カルマ」とはそもそも仏教用語であり、日本語で言うならば「業」のことです。
行為は必ず、その結果をもたらしますし、現在の事態というのは、必ずそれを生む行為を過去に持っているという思想で、インド思想に広く見られるとされています。
(日本語でわかりやすく言えば「自業自得」という言葉があります)
「カルマ」の読み方
「カルマ」とは通常カタカナで書きそのまま「カルマ」と読みます。
日本語に直すのであれば「業」と書き「ごう」と読みます。
「ぎょう」と読まないように気をつけておきましょう。
「カルマ」の表現の使い方
「カルマ」とは日本語で言い換えれば「業」ですから、同じ感覚で使えます。
またそれとは別にスピリチュアル用語としても「カルマ」はよく使われます。
「自分のカルマの色」と言えば少々スピリチュアル的な意味合いとしてわかるかと思います。
一方で「カルマを背負っている」と使えば「カルマ」を「業」に言い換えて見ますと「業を背負っている」となり、自分が持っている運命、制約、悪い運についてのことだとわかるのではないでしょうか。
「カルマが深い」も要するに意味としては「業が深い」と同じことです。
「カルマ」の類語や類似表現や似た言葉
言葉の意味が理解できましたところで、「カルマ」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「運命」【うんめい】
- 「因果」【いんが】
- 「業」【わざ】
「運命」【うんめい】
「運命」とは人の上に訪れる巡り合わせ、天命により定められた人の運といった意味があります。
また今後の成り行きであったり、将来という意味でも使います。
運命を良くする、悪くするのも自分の日々の言動によります。
「前世の行いが良かったから、このような良い運命を持っているのでしょう」「運命の出会い」「すべては前世からの運命だった」などと使います。
「因果」【いんが】
「因果」とはその字の通り「原因」と「結果」のことです。
今あることは、以前の言動の結果であるということになります。
また現在の不幸は前世の悪業によっているという意味もあります。
不幸な巡り合わせ、嫌な運命にあるといった意味でも使います。
「因果なことだ」「因果な生まれつきを呪ったところで変えることはできない」「これも因果なのだと諦めるしかない」「因果関係をはっきりさせよう」などと使います。
どの意味合いの「因果」なのか読み取ることも必要です。
「業」【わざ】
「カルマ」とは「業」のことです。
「業が深い」とは悪運であるという意味で使いますが、他には「業を曝す」という言葉もあります。
これは前世の業によって、今恥をさらしているという意味です。
「業が深い」も「業を曝す」もいい意味合いで使う言葉ではありません。
人を悪く言う時に使ったり、自虐で使ったりします。
「カルマ」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「カルマ」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「カルマ」を使った例文1
- 「カルマ」を使った例文2
「カルマ」を使った例文1
「あなたは、自分では気づいていないようですが、かなりカルマが深いタイプですよ」
自分では正しい、何も悪くないと思っていても、悪いことがよく起こりますと例文のようなことを言われることがあります。
自分ではどうすることもできない前世の悪業の場合もありますし、自業自得、それなりに自分が悪い行いをしてきている場合もあるでしょう。
「カルマ」を使った例文2
「背負っているカルマをどうすればいいのでしょうか、未来を良くする方法は私にあるのでしょうか」
例文は、自分が背負っている、運命、制約によってこのまま悪運で生きていかなくてはならないのか、何とか運命を好転させることはできないのかという意味になります。
「カルマ」の反対語
「カルマ」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「果報」【かほう】
- 「天命」【てんめい】
- 「天の思し召し」【てんのおぼしめし】
「果報」【かほう】
「カルマ」とは「業」のことです。
「業」の反対語は「果報」ですから「カルマ」の反対語ともなります。
「果報」の意味は運のいいこと、幸せなことで、仏教的には前世の行いによって生じる報いという意味になります。
つまりいい意味で生じるのは「果報」で、悪い意味で生じるのは「カルマ」「業」となるのです。
「私は本当に果報者でございます」「果報な人だね」などと使います。
「天命」【てんめい】
「天命」とは生まれた時から決まっている運命、宿命のことです。
天から授けられたもの、使命となりますので、前世の行いによる「カルマ」とは反対の意味として解釈できるのではないでしょうか。
「天命を待つ」「これは私の天命だと思っております」などと使います。
「天の思し召し」【てんのおぼしめし】
「天の思し召し」とは「天の考え、気持ち」を敬っている言葉です。
「天命」と同じ意味となります。
「カルマ」の英語と解釈
「カルマ」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では同じく“karma”(カルマ)と言います。
ヒンズー教、仏教において、前世の行いで、決定されている将来という意味合いになります。
また例文は“be very sinful.”(業が深い)となります。
いかがでしたでしょうか。
「カルマ」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「カルマ」とは「業」のことであると覚えておきましょう。
「カルマ」「業」とは今の事態は、前世からの行いによって起こっているといった意味となり、悪運という受け止め方になります。
いい意味であれば「果報」という言葉になります。
少々難しい言葉かもしれませんが「業が深い」などと使いますので覚えておきましょう。