「ゆとりがない」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
この「ゆとりがない」という言葉は、物理的な意味だけでなく、時間などの見えない対象にも使うことができます。
目次
- 「ゆとりがない」とは?
- 「ゆとりがない」の表現の使い方
- 「ゆとりがない」の英語と解釈
- 「ゆとりがない」を使った例文と意味を解釈
- 「ゆとりがない」の類語や類義語・言い換え
「ゆとりがない」とは?
「ゆとりがない」は、「余裕がない」と言い換えると分かりやすいでしょう。
「これを置けるスペース的なゆとりがない」と使えば、それだけの余裕がないという意味になり、「全くゆとりがないスケジュールだ」とすると、何の余裕もないスケジュールだと表現できます。
また、「心のゆとり」のような使い方もできる言葉で、この場合は、気持ち的な余裕のことを表現しています。
「ゆとりがない」の表現の使い方
「ゆとりがない」と使うケースで多いのは、「狭い」ことの表現です。
この使い方も「余裕」を使って言い換えることができますが、そちらより適している表現になります。
逆に、先のスケジュールに対して使う場合には、「余裕」の方が向いていると言えるでしょう。
時間に関係することにも使えないことはありませんが、それほど適した表現とは言えず、「心のゆとり」という使い方も合わせて、何かの大きさや広さに対して使うといいでしょう。
「ゆとりがない」の英語と解釈
「ゆとりがない」は、英語では“don't have enough room”と表現するのがいいでしょう。
この“room”を使うことからも(英語として考えても)、大きさや広さが主な対象となる言葉なのが分かります。
“I don't have enough room in my heart now.”と使うことで、「今の私には心にゆとりがない」となります。
「ゆとりがない」を使った例文と意味を解釈
「ゆとりがない」を使った例文と、その意味の解釈です。
大きさや広さの意味で使っている例になります。
- 「ゆとりがない」を使った例文1
- 「ゆとりがない」を使った例文2
「ゆとりがない」を使った例文1
「間取り図ではそれほどゆとりがないと思ったが、思ったより広い部屋だった」
物件を実際に見たところ、考えていたより広いと言っています。
実際には物を置くスペースなどに対して使うことが多く、この例文でも部屋の広さというよりは、そのようなスペースがあると表現していると考えていいでしょう。
「ゆとりがない」を使った例文2
「心にある程度ゆとりがないと、他のことが全く考えられない」
心に余裕がない為に、他のことを考えることができないと使っている例です。
心にゆとりをもつことは、どのような時でも大切です。
しかし、実際にはそういったことが難しい場合も多いのが実情です。
「ゆとりがない」の類語や類義語・言い換え
「ゆとりがない」を言い換える時に使う言葉や表現です。
同様に大きさや広さに対して使う場合に向いているものから、時間に使う為のものも挙げていきます。
- 「窮屈な」【きゅうくつな】
- 「せせこましい」【せせこましい】
- 「充分でない」【じゅうぶんでない】
「窮屈な」【きゅうくつな】
「全くゆとりがない空間だ」は、「すごく窮屈な空間だ」と言い換えることができます。
主に物理的なスペースに対して使う置き換え表現です。
「せせこましい」【せせこましい】
大きさや広さに対して「窮屈な」と同様に使えますが、「心のゆとりがない」という表現をそのまま「せせこましい」と言い換えることができます。
「せせこましい人だ」と言えば、「心のゆとりのない人だ」という意味になります。
「充分でない」【じゅうぶんでない】
そのまま置き換えにできそうな表現ですが、対象が心や気持ちの場合には使えません。
「ゆとりがない」の言い換えとしては、時間に対して使う場合に向いている言葉です。
「ゆとりがない」は、主に大きさや広さが足りないという意味で使う言葉だと覚えておけばいいでしょう。
時間に対して使うこともできますが、あまり向いている使い方だとは言えません。