「ティキタカ」とは?意味や特徴!
スポーツ用語で耳にする「ティキタカ」とはどの様な意味なのでしょうか。
語源などを詳しく紹介します。
目次
- 「ティキタカ」とは?
- 「ティキタカ」の意味
- 「ティキタカ」の特徴
- 「ティキタカ」を使った例文と意味を解釈
「ティキタカ」とは?
ティキタカとは、「サッカーで試合をする時に用いる戦術の種類のこと」です。
サッカーはパスでボールを回していくゲームで、国やチームにより自分達の特徴を生かした様々な戦術が用いられています。
「ティキタカ」とは、ショートパスを繋ぎながらゴールにボールを導いていくプレースタイルのことを言います。
スペインのFCバルセロナで使われ始めた方法で、ワンタッチでショートパスを繋ぎ、選手が機敏に動きながらゴールに向かう戦術に対して使われます。
「ティキタカ」の意味
「ティキタカ」は、スペン語では“tiquitaca”と書きます。
サッカーがさかんなスペインでは以前から使われていたと思われますが、2006年の「FIFAワールドカップ」の実況中継で放映されたのをきっかけに、世界的に使われる様になりました。
スペイン対チュニジア戦で、実況アナウンサーがスペイン代表のパス回しに対して「ティキタカ、ティキタカとプレーしている」と表現したことが始まりです。
この「ティキタカ」は、ボールがワンタッチでポンポンとパスされて、リズミカルに選手の間を言ったり来たりする様子を擬音語で表したものだと言われています。
気持ち良くしかも早いタイミングでパスが回る様子を上手に言い表しています。
この「ティキタカ」は、2006年のワールドカップ以来スペインの戦術とされ、2010年には見事に優勝を果たしました。
「ティキタカ」の特徴
「ティキタカ」の特徴は、「複数のバスを小刻みにつないでボールをコントロールする」という点です。
頭脳的かつ合理的で、体力的に相手の方が勝っている時効果を発揮します。
大きな相手にディフェンスされたりぶつかられたりすると不利になりますが、小刻みにバスを繋いで行けば相手を振り回しながらドンドンゴールにボールを導いて行けます。
身体が小さい選手が多くても、パスのルートを作っておけば、あとはそこにボールを回していくだけで、一人でボールを持っている必要はないのです。
スペインではこの「ティキタカ」を武器に代表チームをまとめ上げて成功しました。
但し、相手がそのパスのルートを読んでディフェンスに回られると使えないという弱点があります。
また、最近では「ティキタカ」はボールを持っていくのが得意な選手の強みを発揮できないこともあり、サッカーの醍醐味が感じられないという意見も出ています。
スーパースターのいるチームでは使いにくい戦術と言えますj。
「ティキタカ」を使った例文と意味を解釈
「ティキタカ」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「ティキタカ」を使った例文1
- 「ティキタカ」を使った例文2
「ティキタカ」を使った例文1
「日本代表ももっとティキタカを磨けば勝率が上がるのではないか」
日本人は外国人よりも体格的に劣る為に、チームプレイをする必要があります。
「ティキタカ」は精密な動きができる日本人にピッタリなのですが、パス回しをしっかりと統制させるのが大変です。
選手の個性を生かせないとあり、戦術としてはいいのですが実践は難しくなります。
「ティキタカ」を使った例文2
「本場のティキタカを見てまるでボールがリモートコントロールされている様に見えた」
海外のチームで「ティキタカ」をしているのを見て、まるでボールが選手の足に張り付くように動いていく様に見えました。
リモコンでボールを動かしている様に見えたことを表しています。
ティキタカとは「サッカーで試合をする時に用いるパス回しによる戦術のこと」です。
サッカーで細かくパスを回しながらゴールを目指している時に使ってみましょう。