「うちなーぐち」とは?意味や基本的なものの紹介・他の方言との違いまで詳しく解説!
沖縄地方には色々な方言がありますが、普段そのような言葉を普通に使っている沖縄の人たちも、それらが地域独自のものだと分かっています。
目次
- 「うちなーぐち」とは?
- 基本的な「うちなーぐち」を紹介
- 沖縄方言以外に奄美方言、八重山方言がある
「うちなーぐち」とは?
「うちなーぐち」とは、沖縄地方独特の方言という意味で使う言葉です。
この言葉自体がそのような方言なので、主に沖縄に住んでいる人が、内地(沖縄地方以外の他府県)の人に対して使う言葉です。
「うちなーぐちさー」と使えば、「沖縄地方独特の方言だよ」という意味になり、内地の人に言葉について説明するような時に用いることが多いです。
基本的な「うちなーぐち」を紹介
「うちなーぐち」の中でも基本的なものをいくつか紹介していきます。
内地から沖縄に行く際には、是非覚えておきたいところです。
- 挨拶では「はいさい」
- 空港に着いたらまず耳にするのが「めんそーれ」
- 美人は「ちゅらさん」
- 「いただきます」は「くわっちー、さびら」
挨拶では「はいさい」
うちなーぐちで挨拶としての「どうも」、「やぁ」という意味の言葉です。
比較的親しい間柄で使う言葉なので、初対面の人にいきなり使うのはやめておきましょう。
例えば、旅行で何泊かする際に、2日目以降に同じ人に会った(宿泊した場所の人など)時に使ってもみるといいかも知れません。
空港に着いたらまず耳にするのが「めんそーれ」
「めんそーれ」は、「ようこそ」、「いらっしゃい」に相当するうちなーぐちです。
歓迎の意味が込められている為、内地から飛んできた際の空港でよく耳にすると思います。
美人は「ちゅらさん」
この「ちゅらさん」は、かつてのNHKのテレビドラマのタイトルとしても有名な言葉なので、知っている人も多いでしょう。
うちなーぐちで「美人」を指して使う言葉で、先のドラマも沖縄が舞台でした。
「いただきます」は「くわっちー、さびら」
うちなーぐちで「いただきます」は、「くわっちー、さびら」と表現します。
あまり普段使いする言葉ではなく、かしこまった場で使う表現なので、「ごちそうになります」と覚えておくといいでしょう。
沖縄方言以外に奄美方言、八重山方言がある
沖縄本島に近い奄美大島(鹿児島県)や、同じ沖縄でも八重山列島では、また独特の方言が使われています。
例えば、うちなーぐちで「ありがとう」は「にふぇーでーびる」と言いますが、奄美方言では「ありがっさまりょーた」、八重山方言では「にぃふぁいゆー」となります。
奄美方言は鹿児島弁に近い為、多くに標準語に近い響きが含まれていますが(鹿児島県内で使われることもあります)、八重山方言はうちなーぐちと同様に、普段から聞き慣れていない人にはまず理解できないものが多いです。
内地から沖縄に行く際には、いくつか基本的なうちなーぐちを覚えていくといいでしょう。
ですが、内地の人が無理に使うと、すぐに分かってしまうので、使い所が難しいかも知れません。