「イラブチャー」とは?意味・「グルクン」についても解説!
イラブチャーは、普段聞き慣れない言葉ですが、それもそのはず、沖縄地方でのみ使われている方言です。
目次
- 「イラブチャー」とは?
- 「イラブチャー」はどんな魚?
- 「グルクン」とは?
「イラブチャー」とは?
イラブチャーとは、「アオブダイ」のことを指す言葉です。
つまり、沖縄ではアオブダイのことをこのように呼んでいます。
アオブダイは、体長が30センチほどで、体全体に青い斑点があるのが特徴の魚です。
沖縄の近隣でしか獲れない魚という訳ではなく、東京湾でも獲れることがあります。
「イラブチャー」はどんな魚?
イブラチャーことアオブダイは、ブダイ科に属する魚です。
イブラチャーと使う時には、アオブダイ以外のブダイ科の魚も含めることがありますが、アカブダイは沖縄では別に「アカエラブチャー」という呼び方がある為、「イラブチャー」と言えば、まずアオブダイのことだと考えていいでしょう。
人によっては、アオブライもアカブダイもまとめて、総称として「イラブチャー」と呼ぶことがあるということです。
「グルクン」とは?
グルクンは、「タカサゴ」のことを表す言葉です。
こちらも30センチくらいの魚ですが、アオブダイとは違って細身なのが特徴です。
日本では、奄美大島の近隣で獲れることが多く、沖縄ではお馴染みの魚となっています。
尚、沖縄で「グルクン」と言えば、タカサゴの他にクマザサハナムロというタカサゴ科の魚も含めて使うことが多く、この地方ではタカサゴ科の魚の総称として使うと解釈していいでしょう。
「イラブチャー」は、主にアオブダイ(一部、アカブダイも含めることがあります)のことで、「グルクン」は、タカサゴ科の魚のことだと覚えておきましょう。