「夏厨」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
昔から、世間で言うところの連休になると、ネット上に変な人が湧くと言われています。
この理由と共に、「夏厨」という言葉について詳しく解説していきます。
目次
- 「夏厨」とは?
- 「夏厨」の関連語
- 「夏厨」の出没時機
- 「夏だなぁ厨」とは?
- 「夏厨」を使った例文と意味を解釈
「夏厨」とは?
夏厨(なつちゅう)とは、夏になるとネット上に湧く、厨房(中学生並の言動ばかり繰り返すような幼稚な人たちを指すネット用語です)のことです。
何故夏になると湧くのかと言えば、夏休みという長い連休中に、普段はあまりネットを使わないような人たちが一斉に使い出すからです。
あまりネットに慣れていないような人も多く使い出す為、(その場所における)ルールやマナーを守らなかったり、暗黙の了解などが分かっていないことが多く、そのような人が増えてくると、「そういえば夏だなぁ」などという表現と共に、「夏厨いい加減にして欲しいわ」といった嘆きも色々と聞こえてきます。
ただ慣れていないだけならまだしも、それを悟られないように無理に周りに合わせようとして、それこそ中学生並の言動に出てしまうことがあります。
具体的な例では、少し馬鹿にされたくらいで、むきになってその場を荒らし始めたりする行為がそれに当たります。
それを「夏厨」などと表現されると、更に暴れ出すようなこともまであるほどです。
「夏厨」の関連語
夏厨は、夏休みに出没する先の説明のような人たちのことですが、夏休みほどではないものの、長い休みがあると出没する同様の人たちを以下のように呼びます。
- 「春厨」【はるちゅう】
- 「冬厨」【ふゆちゅう】
- 「黄金厨」【おうごんちゅう】
「春厨」【はるちゅう】
「夏厨」の春休みバージョンだと考えてください。
春休みのシーズンに、ネット上で同様の言動を行うような人たちに対して使います。
「冬厨」【ふゆちゅう】
こちらは、冬休みバージョンです。
年末年始のシーズンにネット上に現れる同様の人たちです。
「黄金厨」【おうごんちゅう】
連休と言えば、毎年5月のゴールデンウィークもその1つです。
その期間中に出没する「厨房」が、この「黄金厨」と呼ばれます。
後は以下同文です。
「夏厨」の出没時機
夏厨は、高校生までの学生が世間的に夏休みとなる、7月中旬から8月いっぱいに掛けて出没するものです。
大学生以上でも、この時期にネット上で無茶なことをすると、この「夏厨」と呼ばれることになってしまいます。
尚、「春厨」も同様に、学生の春休みに当たる3月中旬から4月上旬に現れます。
「夏だなぁ厨」とは?
この「夏だなぁ厨」とは、夏厨が出没し始めるシーズンになると、ことあるごとに「夏だなぁ」と発言する人たちのことです。
普段からよくあることに対しても、全て夏厨の所為だと発言する(違うと分かっている場合も、このシーズンはとりあえずこう書いておけばいいと思っている)ことから、夏厨と共に、夏休みのシーズンにはうざがられてしまう存在です。
「夏厨」を使った例文と意味を解釈
「夏厨」を使った例文と、その意味の解釈です。
シーズン別の「冬厨」や「春厨」を使っても、同様の例文が作れます。
- 「夏厨」を使った例文1
「夏厨」を使った例文1
「今年はいつまで夏厨が湧いてるんだ?」
夏厨は、夏休みが終わる9月になると途端に減る傾向にありますが、9月いっぱいまではいつ湧いてもおかしくありません。
これは、大学生の夏休みがその時期まであるからで、夏厨は大学生にも多いことが分かります。
尚、「春厨」に関しても、大学生は2月の中旬からもう休みに入ってしまうので、この時期に出没することがあります。
夏厨(冬厨なども含みます)と呼ばれる人たちは、毎年どうしても現れるものです。
そういう人たちは、下手に刺激すると暴れ出すことが多いので、スルーしておくのがいいでしょう。
また、そっと色々なアドバイスをしてあげるのもいいですが、そのような発言さえまともに聞こうとしないことも多い(本当はありがたいことなのに、馬鹿にされていると考えるようです)ので、やはり相手にしないのが一番です。