「ナマポ」とは?意味や関連も解釈
人はお金を使って生活を成り立たせていますが、時には収入がない・生活できない・働けないといった状況・状態にある人もいます。
そんな時は「ナマポ」という言葉が飛び交いますがどのような意味か紹介します。
目次
- 「ナマポ」とは?
- 「ナマポ芸人」とは?
- 「ナマポでもパチンコを打ちたいんや」とは?
- 「ナマポ」と「ナマポ不正受給」の違い
「ナマポ」とは?
「ナマポ」とは生活保護を表す言葉とされています。
生活保護(せいかつほご)の漢字のうち「生」を「なま」・「保」を「ぽ」と読む造語であり、生活保護自体を意味する場合や生活保護を受けている人を表すなど、使い方も変化しています。
基本的に誰でも受けられるものではなく、厳しい審査・基準のもとに支給されます。
しかし「生活保護」と聞くと聞き手の印象に悪くなりやすく、「ナマポ」とフランクな表現・隠語として用いられています。
「ナマポ芸人」とは?
「ナマポ」に関連して「ナマポ芸人」と呼ばれる芸人がいます。
これは芸人として活躍して収入を得る中、その親族が生活保護を受けている芸人を意味します。
本来生活保護は本人の生活状況に加えて親族で協力・サポートが出来ない状況が条件の一つとされます。
しかし芸人として活躍し、高収入を得るにも関わらずに親族を支援・サポートせず生活保護受給させているということから批判されて生まれた言葉です。
「ナマポでもパチンコを打ちたいんや」とは?
「ナマポでもパチンコを打ちたいんや」という言葉は記者が臓器売買・薬物といった裏流通に関する調査の中で生活保護受給者の生活を取材した際の内容をまとめた記事のタイトルとされています。
その内容として生活保護受給者は遊び・娯楽といったことをすると批判されることが多いですが、それでもパチンコを打ちたい・それが生きがいでありそれくらいの自由は許されてもいいのではと語っています。
「ナマポ」と「ナマポ不正受給」の違い
生活保護を受けている人を「ナマポ」と言いますが、「ナマポ」と「ナマポ不正受給」を同じように捉える方もいます。
しかしそれぞれ意味は異なります。
「ナマポ」は生活保護を受けているが適切な手続き・審査を経て受給されています。
それに対し「ナマポ不正受給」とは生活保護を受けているが、所得を隠す・資産がある・支援できる親族がいるなど本来生活保護を受けることが出来ないにも関わらずに受給されている人を意味します。
「ナマポ」とは生活保護の言い方を変えた造語です。
しかし「ナマポ」から派生した言葉もいくつか存在しており、認知度の高い言葉となっています。
しかし「ナマポ」に対して世間の持つイメージは良いものとは限らないため、場面や使い方に注意が必要です。