「なにそれおいしいの」とは?意味や類語!表現の使い方
「なにそれ?おいしいの?」という表現を見掛けることがありますが、全く会話にならずに使われていることが少なくありません。
目次
- 「なにそれ?おいしいの?」とは?
- 「なにそれ?おいしいの?」の表現の使い方
- 「なにそれ?おいしいの?」の元ネタ
- 「なにそれ?おいしいの?」を使った例文と意味を解釈
- 「テスト?なにそれおいしいの?」の英語と解釈
「なにそれ?おいしいの?」とは?
「なにそれ?おいしいの?」は、本当は知っているのに、わざととぼけて返す時に使うスラング表現です。
また、何のことだか全く分からない時の返しに使われる場合もあります。
この見分け方は難しいですが、明らかに誰でも知っていると思われることに対して使っている時には、前者の意味だと考えていいでしょう。
特定の分野におけろ専門用語など、極めて難しい事柄に使った時は、後者の意味だと分かります。
「なにそれ?おいしいの?」の表現の使い方
「なにそれ?おいしいの?」が2つの意味で使える表現だと説明しましたが、とぼけて使われる時の例としては、「昨日、サッカーの代表戦を見に行っていた」といった発言に、「なにそれ?おいしいの?」と返すような形です。
サッカーの代表戦を知らない人はまず居ないと思われる為、それに対してうらやましく思って(わざととぼけて)使ったと解釈していいでしょう。
こちらの使い方には、この例のように「うらやましい」という気持ちが含まれていることが少なくありません。
本当に知らない事柄に使う例では、「車のオルタネーターを交換したら、調子がよくなった」といった具合に、この場合は車が動く構造まで知らないと分からない(専門的な)言葉が出てきたような時に、「なにそれ?おいしいの?」と返します。
このケースでは、「そのオルタネーターって何だ?」という意味を込めて使っていると解釈できます。
ちなみに、オルタネーターとは発電機のことで、車はエンジンからこれを通してバッテリーが充電される仕組みになっています。
「なにそれ?おいしいの?」の元ネタ
「なにそれ?おいしいの?」は、分からないものを食べ物だと勘違いしている無邪気な様子から例えて、遭えてそう使う(とぼけて使う)場合と、本当に分からないと表現する時に使われている表現です。
元ネタは、昔の漫画やアニメに、子供が何かの食べられないものを食べ物だと勘違いし、「なにそれ?おいしいの?」と発言したことからだと言われています。
しかし、初出に当たる作品が特定できている訳ではなく、想像の域を出ていません。
その為、恐らくそんなところだろう(そういうシーンがある漫画やアニメも多い為)という解釈に留まっており、実際のところは分かっていません。
「なにそれ?おいしいの?」を使った例文と意味を解釈
なにそれ?おいしいの?を使った例文と、その意味の解釈です。
この言葉は返しの表現なので、使う対象となる文章と共に挙げていきます。
- 「なにそれ?おいしいの?」を使った例文1
- 「なにそれ?おいしいの?」を使った例文2
「なにそれ?おいしいの?」を使った例文1
「この前、ネットの懸賞でテレビが当たったよ」
「なにそれ?おいしいの?」
これは明らかに、うらやましいという思いから使っている例になります。
一番多い使われ方だと言っていいでしょう。
「なにそれ?おいしいの?」を使った例文2
「卒論は、幾何学における新概念をテーマにしようと思っているんだが」
「なにそれ?おいしいの?」
こちらは、何のことだか分からないという意味なのが分かります。
このような二通りの意味で使える便利な言葉と考えておけばいいでしょう。
「テスト?なにそれおいしいの?」の英語と解釈
テストという現実から逃避の意味で、このような使い方をすることがありますが、英語で表すと、“Test? What is that, is it delicious?”のようになります。
ただし、これでは日本語のそのままの表現となってしまうので、英語圏の人に使ってしまうと、この人はテストを食べ物だと思っているのかと真面目にとられてしまう可能性が高いです(スラングだと理解してもらえません)。
そこで、多少形を変えて、“Test? What does that mean?”として、「テスト?それなんのことだっけ?」とすると、とぼけたニュアンスがうまく表現できます。
このような日本語独特のスラング表現は、そのまま直訳して英語にはしないように注意しましょう。
「なにそれ?おいしいの?」は、説明したような2つの意味で使える言葉だと覚えておきましょう。
どちらで使う場合にも、日本語独特のスラング表現となる為、他の言語に直訳してはいません。