「グロい」とは?意味や類語!表現の使い方
皆さんは「グロい」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、この言葉を使う場面は色々とあります。
しかし、普段、何げなく出て来る言葉でもあるので、改めて正確な意味を知ろうと調べる機会はそんなにはないでしょう。
そこで今回は、この「グロい」についてフォーカスしていくことにします。
目次
- 「グロい」とは?意味
- 「グロい」の表現の使い方
- 「グロい」の英語と解釈
- 「グロい」を使った例文と意味を解釈
- 「グロい」の類語や類義語・言い換え
「グロい」とは?意味
「グロい」とは、「グロテスク」というカタカナ語を略した言葉で「奇怪」、「異様」、「不気味な」といった状態を表している言葉です。
- 「グロい」の語源や由来
「グロい」の語源や由来
「グロい」は、先述の通り、「グロテスク」という言葉が略された表現ですが、言葉の語源は、古代ローマを起源としており、異様な形の人物や動植物等に曲線的な模様を取り入れた美術様式の「グロテスク」が元となっています。
それが、カタカナ語の「グロテスク」になり、略したキーワードして「グロい」が生まれてきたわけです。
「グロい」の表現の使い方
「グロい」を指す対象としては、不気味で薄気味悪いものや事柄がありますが、それは人の姿や形だけでなく、ミステリアスでスリラー的な要素を含んだ映画や小説でも使われています。
最近では、インターネットの普及により、動画サイトでも「グロい」動画などで目にすることが多くなっています。
- 「グロい」と「エグい」の違い
「グロい」と「エグい」の違い
「グロい」に近い言葉に「エグい」という表現がありますが、「異様で不気味な」、「奇怪な」という意味がある「グロい」に対して、「エグい」とは「人をすごく不快にさせる状態」や「ひどい」、「むごい」といった意味があります。
元々は「舌がチクリとしたような刺激の感覚」や「いがらっぽい」という意味があったのですが、ここから意味が転じて「気色悪い」、「気味が悪い」という解釈になり、さらに、これらの解釈がエスカレートして「残忍」、「残虐な」など意味に変化していったと言われています。
「グロい」の英語と解釈
「グロい」は「グロテスク」の略語から英語にすると“grotespue”という英訳になりますが、その他にも、“monstrous”、“loathly”、“distasteful”などの言葉で訳すこともできます。
「グロい」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「グロい」を使った例文を見ていくことにしましょう。
- 「グロい」を使った例文1
- 「グロい」を使った例文2
「グロい」を使った例文1
「君が好きだからと、一緒に来た展示会って、グロい作品ばかりだね、これも美術品の類いなのかな」
「グロい」という言葉の語源は古代ローマの美術様式の「グロテスク」から来たものでした。
そのことを考えると、展示会で見た「グロい」は正真正銘の「グロテスク」な美術品だったのです。
少し冗談めいた例文ですが、こんな使い方もあるかもしれません。
「グロい」を使った例文2
「先週公開された映画に彼女を連れて行ったのですが、内容や映像がとてもグロかったので、すっかりと嫌われてしまいました」
例えあなたが「グロい」映画ファンであっても、シチュエーションで映画を選択する必要があります。
普通であれば、彼女を映画に誘うとするなら、こんな「グロい」映画を好んで見ることはせずに、ラブストーリーの映画やアニメを見に行くことにした方が絶対にいいはずです。
「グロい」の類語や類義語・言い換え
「グロい」の類語としては、次のような言葉が挙げられます。
- 「不気味」
- 「穢らわしい(けがらわしい)」
- 「猟奇的な」
「不気味」
「不気味」という言葉が「グロい」の類義語として挙げることができますが、「正体が不明で気味が悪いこと」という意味になります。
「穢らわしい(けがらわしい)」
「汚らわしい」とも書くことができる「穢らわしい」ですが、「あることによって自分までけがれるようないやな感じがすること」という意味がある言い回しです。
「猟奇的な」
「猟奇的」とは「奇怪で異常なものに強く惹かれてその類いのことをあさり求めるようなさま」を指しています。
似たような言葉に「狂信的な」という表現もありますが、それより奇怪な程度がひどく、「猟奇的」は「精神だけでなく行動も狂っている」というニュアンスがあります。
「グロい」という言葉はインターネットの活用が広がっている現代では、動画サイトでも、その類いの映像を目にすることが簡単にできます。
しかし、あまりにも簡単に見ることができるので、幼い子供達に精神衛生上、問題がないか非常に心配になってきます。