「ナード」とは?意味や類語!「Geek(ギーク)」と「Nerd(ナード)」の違い
「ナード」は、元は英語のスラング表現ですが、最近ではネット上で使われることも多くなってきました。

目次
- 「ナード」とは?
- 「ナード」の表現の使い方
- 「Geek(ギーク)」と「Nerd(ナード)」の違い
- 「ナード」を使った例文と意味を解釈
- 「ナード」の類語や言い換え
「ナード」とは?

「ナード」とは、内向的な人間を称して英語圏で使われているスラング表現です。
基本的に、スポーツがあまり得意ではなく、社交性に欠けており、異性にも奥手だという人がその対象となります。
その為、あまりいい言葉ではありませんが、パソコンなどコンピューターには詳しく、そちらの分野を得意としているという特徴があり、その為に日本でもネットで使われることが増えてきた言葉だと考えていいでしょう。
「ナード」の表現の使い方

「ナード」と呼ばれる人は、単に先のような内向的な面があるだけでなく、コンピューターには詳しい(Windows、Mac、スマホなどのどれか一分野だけでも)という特徴がないといけません。
特定のゲームだけがうまい(とても詳しい)という人にも使える言葉ので、有名なオンラインゲームで常に上位にランキングしているような人は、よくナードだと言われます。
それだけでは、その人が社交性に欠けていたり、異性に奥手かまで分かるはずはありませんが、きっとそうだろうと判断して使っており、そんな使い方もよくされる言葉です。
「Geek(ギーク)」と「Nerd(ナード)」の違い

この“Nerd”(ナード)と対比して使われることの多い言葉に、この“Geek”(ギーク)があります。
こちらは、自分の好きな(得意な)分野に対してすごく知識があり、積極的にそれについて人に話したり、流行らせようとするか活動をすすんで行うなど、社交性に富んだ人のことです。
加えて言うと、スポートや異性に対しても積極的だというニュアンスも含んでいます。
つまり、ナードとは間逆と言える存在ですが、好きな分野に関しての情熱には通ずるものがあり、それが同じ(コンピューター関係)だった時には、性格的にどう考えても相反すると思われる二人ですが、気が合うことが少なくありません。
「ナード」を使った例文と意味を解釈

ナードを使った例文と、その意味の解釈です。
カタカナ語として、日本で使われている例を挙げていきます。
- 「ナード」を使った例文1
- 「ナード」を使った例文2
「ナード」を使った例文1
「いつも上位に居る奴ら、どいつもこいつもナードだろ」
前述したオンラインゲームのランキングの上位者に対して使っています。
この場合、そのゲームだけ得意でも、社交性がないような連中だろうと揶揄して用いており、その人たちに勝てない妬みが充分に含まれていると考えてください。
日本で最近見掛ける使い方に多い例です。
「ナード」を使った例文2
「彼はどう考えてもナードだが、あの有名なソフトの開発にも携わっているという話だ」
コンピューター業界には、このナードと呼ばれるような人が多いと言われることが多いです。
この場合には、特に悪い意味で使っている訳ではありませんが、(コンピューターばかりに興味のある)内向的な人たちだろうという意味も含まれている点は否めません。
「ナード」の類語や言い換え

ナードは、この言葉が使われるようになる前は、以下のように使われていました。
また、今でもそちらの方が多く聞かれます。
- 「オタク」【おたく】
「オタク」【おたく】
この「オタク」は、ここで紹介した「ナード」と「ギーク」の2つの意味で使える言葉です。
言い換えると、オタクの中で内向的な人を「ナード」、オタクはオタクでも、その活動などに活発な人は「ギーク」と呼ばれると考えるといいでしょう。
簡単な例では、あるゲームのランキング上位の常連(プレイ時間も相当なもの)という人はオタクの中でも「ナード」、サッカーにとても詳しく、毎週のようにスタジアムまで観戦に行っているようなサッカーに夢中になっているオタクは「ギーク」となります。
ナードは、悪い意味で使われることが多い言葉ですが、ことコンピューターの得意分野に関しては、かなりの実力の持ち主だという意味が充分に含まれていることを覚えておきましょう。
日本ではまだその認識は薄いですが、英語圏ではそちらの意味を重視して使われることも多いです。