「茨城都民」とは?意味や表現の使い方について解釈
この「茨城都民」は、茨城県に住む人の一部を指して使う言葉です。
目次
- 「茨城都民」とは?
- 「茨城都民」の概要
- 「茨城都民」の表現の使い方や注意点
- 「茨城都民」が多い地域
「茨城都民」とは?
茨城都民とは、茨城県に住んでいて、東京都(23区内)に通勤、もしくは通学している人のことを指して使う言葉です。
それならば、千葉県から同様に東京都の23区内に通っている人は「千葉都民」と言うのかと言えば、その通りで、他にも「埼玉都民」といった言葉も存在します。
そのような類似の言葉の中でも、この「茨城都民」がクローズアップされている言葉なのは、茨城県が「都道府県別魅力ランキング」において、万年最下位に位置しているからに他なりません。
「茨城都民」の概要
茨城都民という言葉は、主に住んでいるのは(都道府県としては魅力がないと言われている)茨城県ながら、通勤や通学先は都内だというアピールの為に、そのような人たちが自ら使っている言葉です。
つまり、自らをそう称する人は、主な活動先は都内であって、茨城県民と呼ばれるのは嫌だと思っていると考えていいでしょう。
茨城県自体には特に思い入れがない人たちだとも言うことができます。
これは、先に挙げた「千葉都民」や「埼玉都民」でも同じことで、少しでも地元愛があれば、自らをこのように称することはありません。
「茨城都民」の表現の使い方や注意点
「茨城都民」や、それと同様の「千葉都民」や「埼玉都民」という言葉は、そのような人が自ら使っている場合には、上のように地元のそれぞれの都道府県にはそれほど関心がない、むしろ、そこに住んでいることが嫌だと考えている場合がほとんどです。
逆に、堂々と茨城県やその他の都道府県に住んでいると言えるという人は、決してこのような言葉で自らを表現することはなく、茨城県民、千葉県民などと普通に名乗ります。
通勤、通学先が都内だったとしても、決して「茨城都民」などと称することはないでしょう。
つまり、どれだけ地元愛があるかどうかが、このような自らの称し方で分かるというものです。
他の人から使われる場合には、そのまま茨城県に住んでいて、都内に毎日のように通っている人だという意味で捉えて構いません。
「茨城都民」が多い地域
茨城都民は、取手市に多いと言われています。
それは立地上、取手からJR常磐線に乗ると、50分程度で都内の上野まで出ることができるからです。
上野と言えば、都内もいいところで、20分もあれば、新宿まで(電車で)出られる距離です。
取手から都内に通っている人は、まずこの上野を経由することになる為、日常的にその環境に馴染んでいることから(自分が都民のようなものだという意味で)、茨城県民とは名乗りたくないだと考えられています。
茨城都民は、傍から聞くと、無理をしている感が否めない言葉ながら、本人にとってはプライドの問題で使っていると考えると分かりやすいでしょう。