「めけーも」とは?意味や元ネタについて解釈
「めけーも」は、あるアニメの吹き替え版から広まったという珍しい由来のある言葉です。
目次
- 「めけーも」とは?
- 「めけーも」の概要・元ネタ
- 「フタエノキワミ、アッー!」とは?
- 「るろうに剣心」とは?
「めけーも」とは?
「めけーも」は、「自分が燃えている」という意味で使われる言葉です。
「けーも」が「燃えている」という意味になり、炎などが燃えている様子を表します。
この言葉は実はスペイン語で、「め」は自分のことです。
その組み合わせで「自分が燃えている」という解釈になりますが、その意味から、普通には使わない表現です。
「めけーも」の概要・元ネタ
「めけーも」は、「るろうに剣心」という人気アニメ(原作は漫画です)のスペイン語による吹き替え版で、志々雄真実という敵キャラクターが発したセリフです。
表記では“Me quemo”となり、この志々雄の体の仕組みならではのセリフだと言えるでしょう。
志々雄は過去に全身に火傷を負った影響で、体の温度の調整ができない(汗がかけない)ようになってしまい、興奮するほど体温が上昇してしまうという弱点があります。
しかし、それに連れて攻撃力が上がるという特性も備えており、“Me quemo”というセリフは、戦闘中に興奮によって体温が上昇した為、それを「体が燃えているようだ」という意味で発したものです。
「フタエノキワミ、アッー!」とは?
この「フタエノキワミ、アッー!」も同じく、アニメの「るろうに剣心」の吹き替え版から広まった言葉で、関連語だと表現していいでしょう。
こちらは英語の吹き替えで、相楽左之助が自身の必殺技である「二重の極み」を使った時に叫んだセリフですが、「二重の極み」という技の名前が英訳されず、そのまま外国人による吹き替えで発音された為、それが面白いと話題になりました。
最後の「アー!」は、技の名前と共に斬り掛かる際の掛け声です。
ここまでを1センテンスとして表現しているのが「フタエノキワミ、アッー!」です。
尚、日本語では「アー!」は、「てやぁー!」といった発音でした。
「るろうに剣心」とは?
「るろうに剣心」は、少年ジャンプに連載されていた人気漫画で、「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」が正式なタイトルです。
同誌に掲載された歴代の漫画の中でも人気作品の1つで、アニメ化されただけでなく、劇場版の映画も公開され、OVA化もされました。
また、実写映画も公開されており、2020年にはその最終章の上映が予定されています。
明治時代に人斬りと呼ばれ、恐れられた緋村剣心(架空の人物です)という剣豪が、それまでの贖罪として「不殺」(ころさず)を貫きながら数々の敵と戦っていくという話です。
吹き替え版のセリフが面白かった為、1つの言葉として使われるようになった「めけーも」ですが、そのままの意味で使えることはまず為、単にギャグとして叫び声のように使われることがほとんどです。